シーズン開幕記

12月も折り返しを過ぎ、いろいろあった2021年もあと半月で終わりを迎えようとしています。あっという間ですね。12月といえば雪国では雪が降り始めスノーシーズンが開幕します。そんなわけで私も12/14(火)に2021-2022シーズンの滑り初めをしてきました。今回はその滑り初め記とそこまでの準備等々について書いていきます。

 

 

イカーなき後のスノーシーズン

2020年9月に夏のボーナスと政府から貰った10万を元手に中古車を購入し、冬場スキー場に行くための足として使ってきました。しかしながらスノーシーズンが終わると、稼働率の悪さ*1と維持費がネックとなり始め、ただの金食い虫と化した車を維持し続けることに疑問を持ち始めました。走行距離99000kmで購入してから約1年で100000kmを突破して区切りがついたこと、秋口から本格的な断捨離を敢行して家計のスリム化を推進したことから購入から1年と1ヶ月しか経っていないマイカーを早々に売り払う決断を下しました。問題のスノーシーズンも主要スキー場が多くある北へ向かう新幹線が停車する大宮駅からさほど遠くない場所に住んでいることもあり影響は最小限に抑えられると踏み、10月中旬には勤務先の先輩に紹介してもらった埼玉県内の中古車販売店に駆け込み売却手続き、その他諸々の事務処理を終えました。そんなわけで2シーズンぶりにマイカーなきスノーシーズン開幕を迎えました。

 

車の維持費よりギアと滑走日数の充実

10月に車を売り払ったことによって、駐車場代やここ数ヶ月青天井で高騰を続けるガソリン代、低等級特有の高めの任意保険料の支払いから解放されました。そこでここまで車にかけていたお金をスキーに投資しようということでこの2年間ずっと欲しかったファットスキーの購入を決意。冬のボーナスが入ったタイミングで神田小川町の「スキーショップ ベイル」さんで'20-'21モデルの「NORDICA ENFORCER 100」を購入。本格的なシーズン開幕前のクッソ多忙な時期にも関わらず、かなり迅速にビンディングの取付をしていただいたり、様々な相談に乗っていただいたりと、非常によくしていただきました。ありがとうございました。

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左が今回買った板。

あとは平日休みという個人的な事情で平日にソロで出向くことが多いため、昨シーズンは高速代・ガソリン代を一人で全負担していました。しかしソロの場合だとそれらの費用を払って車で行くよりも、行く場所・当日のスケジュールの拘束こそあれど公共交通機関で行く方が安いし早い、ということで1回の滑走にかかる費用の圧縮が達成されます。そうすると滑走日数増加が見込めるわけです。そんなわけで今シーズンは昨シーズンの滑走日数超えを目標にすることにしました。

 

開幕戦開催地選定

昨シーズンは当時所持していたマイカーに履かせるスタッドレスタイヤが年明けに納品されたこともありシーズン開幕当初は狭山スキー場の虚無感溢れる緩斜をひたすら滑るという苦行をしていました*2。今シーズンはあんなシーズンインは嫌だということで真剣に選定。開幕日は3連休の中日である12/14(火)を選定。第1候補は新幹線でのアクセス抜群のガーラ湯沢。往復新幹線とリフト券がセットの格安パックもありお財布に優しい。オープンx週間前の公式Twitterでけっこういい感じの積雪がありこれはガーラ開幕で決まりやろと思ったら一気に融雪が進み、あえなくオープン延期。ガーラ開幕は断念となりました。ちなみに12/18(土)に無事オープンとなってます。

第2候補はかぐらスキー場。最寄りの越後湯沢駅から距離はあるものの駅とみつまたステーションを結ぶ急行バスがあるので行き帰りもそこまで苦ではないし、こちらも往復新幹線とリフト券の格安パックあり。ただ計画時点で積雪60cmかつ高温日続きと非常に微妙な状況。

第3候補は白馬八方尾根。計画時点で積雪80cmと雪の心配はしなくて済みそう。ただ新幹線とリフト券のパック商品はなくコスト的にやや難があり、しかも最寄り長野駅からのアクセスも良くない*3。これは最終手段。

最終的に開幕戦前日に北信越地方で降雪があったことから無事かぐら開催決定。

 

平日かぐらもこの時期はそこそこ混む

前日えきねっとで往復新幹線+かぐらスキー場1日券のパックを購入。当日シーズンインが楽しみなのと*4限定新幹線プラン*5だったので乗り遅れることができないというプレッシャーから2時間しか寝れずに朝を迎えました。6:33大宮駅発とき301号でいざ越後湯沢へ。

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大宮から越後湯沢がだいたい50分くらい。関越道で行くとその倍はかかるので新幹線という文明の利器のありがたさを改めて実感しました。駅を出てバスターミナルへ向かうと既に20人ほどの列が。車内はだいぶ混みました。で、みつまたステーションに着くとこれまたロープウェイ待ちの長蛇の列が。きょう平日ですよね?おそらく近隣スキー場がまだオープンしてなかったので平日とはいえ人が集中してしまったたんでしょうね。結果みつまたステーションに着いてからロープウェイ乗るまで1時間くらいかかりました。

 

板のチョイスをミスる

みつまたロープウェイを降りると思った以上の積雪。しかもパウダー。シーズンインだからそこまでの雪期待はできんだろと思って基礎板で来たら想像以上のコンディションでファット持ってこなかったのを早々に後悔しました。

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とはいえパウダーの中を滑るのは疲れはしますがなかなか気持ちいいもので、近年のなかではベストのファーストライドでした。

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みつまたエリアで1本滑ったのもそこそこにゴンドラに乗ってかぐらエリアへ。やや乗り遅れたのもありすでにメインゲレンデは若干荒れていましたがでしたがそれでもそこそこのコンディション。しばらくは眠気も忘れて滑っていました。この日かぐらエリアは第1高速のみの営業。第1高速からはGWはコブまみれになるテクニカルコースが見えるんですがそこがまたいい感じの非圧雪パウダーでそこでまたファット持ってこなかったことを後悔しましたね。

 

2時間睡眠でスキーをするな

ということで感覚を取り戻すべくメインゲレンデをひたすら流してたんですが、時間が経つにつれ徐々にアイスバーンになってきたところで転倒して首を痛め*6そこで一気に疲れが見え始め、昼飯をゴンドラ乗降場下レストラン*7で食った後は流石に無理すぎて30分くらい昼寝しました。そこで若干やる気は取り戻し最後は非圧雪とアイスバーンの2択と化したかぐらエリアを離れみつまたで最後まで滑り無事上がりとなりました。普通に疲れた。

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痛恨のミス

あとは着替えて荷物をまとめバスに乗って越後湯沢駅まで向かうだけだったんですが、まさかのバスに乗り遅れるという痛恨のミスを犯してしまいました。というのも、自分が見ていたかぐらスキー場公式サイト掲載のバスの時刻表が12/18(土)からのものだったのです。この時刻表では15時28分にみつまたステーションを出るということで30分前にはベースに到着して15分前には準備が終わり、余裕で一服して発車5分前バス停に向かったところ、12/14(火)時点では発車時刻がまさかの15時20分ということが判明。思考停止しました。帰りの新幹線は越後湯沢16時1分発。次の越後湯沢行きのバスは16時20分発。次のバスを待っているようでは新幹線に乗り遅れるどころか、前述の通り便の振替ができないのでまた新しくチケットを購入しなければなりません。そこで大急ぎでタクシーを配車し駅へ急行しました。ちなみに同じくバスに乗り遅れた方に声をかけられ割り勘で一緒にタクシーに乗りました。タクシーの配車に15分ほどかかり15時40分にみつまたを出ることになったので新幹線に間に合わせることはかなり危ない状況になりましたが、タクシーの運転手が裏道使ってくれたりしてくれてなんとか予定通り乗れました。なんもかんも12/18(土)からの時刻表をトップに出していたかぐらの公式サイトが悪い(責任転嫁)。

 

新幹線でスキーに行く最大のメリット

飲酒ができる。

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まとめ

前日の雪にも恵まれ上々のシーズンインでした。唯一の心残りは午前の時間帯にパウダーを100%満喫できなかったことくらいか。次回はちゃんと睡眠とって行きます。余談ですが翌日起きたらとんでもない筋肉痛を発症しました。シーズンインはセーブしなければと頭では思っていてもどうしてもうまく行きませんね。

 

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*1:距離こそ乗れど使用頻度がせいぜい週1

*2:自然雪のシーズンインは年明けの富士見パノラマまで待つこととなりました

*3:駅から特急バスで1時間以上かかる

*4:子供か

*5:限定便を逃すと別便への振替不可

*6:2年連続2度目

*7:本当は和田山荘で食いたかったけどクローズしてた