谷川岳天神平初訪問記
12/27(月)に谷川岳天神平スキー場に行ってきました。
ファットデビューの地を選定
14日に晴れて21-22シーズンインとなり、2日目はいよいよ今季購入したファットスキーをデビューさせようという運びとなりました。例によってえきねっとで販売されている新幹線乗車券パッケージで行けるところにしようかと思っていたのですが、前日の仕事が残業となってしまい購入期限である前日23:40を過ぎてしまいました。ということで値段は張りますがパッケージ外のスキー場に行くことに。昨シーズン大学時代の友人から谷川岳にもスキー場あり、パウダースノーがすごいらしいという話を聞いていたものの結局行かず終いだった谷川岳天神平に行くことにしました。
谷川岳ロープウェイへ
天神平に行くためにはまず谷川岳ロープウェイに行く必要があります。そのため始発である7:01大宮発のたにがわ401号で行こうと思ったのですが、無事寝坊をして大宮駅に向かう道中で始発逃しが確定。仕方ないので大宮駅で朝飯を食って次発の8:13大宮発とき305号に乗車。乗車時間40分ほどで上毛高原駅に到着。
この駅で降りるのは初めてだったんですが、窓の外を見ると民家しか見当たりません。新函館北斗駅か?
上毛高原駅からは関越交通の路線バスで谷川岳ロープウェイまで向かいます。始発に乗れていれば10分程度でバスに接続できたんですが、それが叶わず約30分の接続待ち。最近ハマってるのばまんゲームスの動画を見て一人で笑いを堪えて震えてる不審者と化してました。そんなこんなでバス到着。後乗り前降りのバスなんで後ろのドアから乗ろうと思ったら後ろドアを開けると走行できなくなるトラブルが発生しているとのことで前から乗車。バスに揺られること約30分で水上駅に到着。ここで運転手さんがチェーンを巻き再出発。そこから山を登っていくわけなんですが徐々に雪深い風景に。
水上駅から約40分で谷川岳ロープウェイ土合駅に到着。週末からの雪かつこの日も降雪予報で大宮駅からスキー場に行くんだろうなという人を結構見かけ、上毛高原でもスキー客を複数見かけたんですがだいたいがたんばら*1行きのシャトルバス乗る人ばかりで、結局谷川岳に向かうのは私一人。バスはほぼ貸切状態でした。
登頂
ロープウェイ乗り場のビルに入ったところ人影はひとつもなし。閑散としてるってレベルじゃねえぞ。まあそもそもアクセスがそこまで良くないスキー場かつ来るのも一苦労な大雪降ってましたからね。チケット売り場でリフト券を買ったのですが、大雪と強風と雪崩の恐れがあることが理由ででコースとリフトの半分がクローズ中とのこと。その代わり定価4000円のリフト券を3000円にディスカウントしてもらいました。
谷川岳ロープウェイは世間一般的なロープウェイ*2ではなく22人乗りのでかいゴンドラが2〜3分おきに来るタイプのものでした。外は雪が強く、風もまあまあ強くロープウェイも減速運転してました。
最高のパウダースノーをほぼ独占
ロープウェイ降り場からゲレンデに出ると雪はかなり強いもののゲレンデコンディションは最高。バッフバフのパウダースノーが一面を覆っていました。
ニューギアをデビューさせるには最高のコンディション。今まで基礎板では得ることができなかった非圧雪パウダースノーのバーンを踏んでも浮く感覚はとても新鮮。パウダー板の力を思い知りました。久々に滑っていて楽しかったです。しかしこの日はとんでもない豪雪が谷川岳天神平を襲っており、視界も良くありませんでした。そのような時に何が起きるかというと方向感覚を失ってコース端の吹き溜まりに突っ込んで転倒して動けなくなります。
この日は3回〜4回くらいこんなことが起こりうち1回は斜面の下方向を頭にして転倒して板で巻き上げられた大量の雪が顔に直撃し危うく窒息するところでした。雪崩のに巻き込まれるってマジでこんな感じなんだろうなと思った。
あとこの日、ロープウェイ乗り場到着から2時間くらい自分以外の客を見かけず自分以外のスキーヤーが滅んだ世界なんかと思いましたが休憩時レストハウス行ってみるとこの日は15〜20人くらい来場していたようです。しかしながらその程度の来場者しかいないとほぼゲレンデは独占状態。気持ちよかったです。結局この日は終日雪が降り続くという過酷なコンディションでしたが数回休憩を挟みながらもクローズまで居座り、大満足で帰路へつきました。
群馬のスキー場、飯のレベル高い説
この日飯はレストハウスでカツカレー食ったんですが、まさかの揚げたて出来立てカツカレーが出てきました。スキー場のカツカレーといえば作り置きのカレーに作り置きのカツが乗っかって出てくるのが相場なのでこれには驚きました。群馬のスキー場といえば川場スキー場もピザだったりインドカレーがあったり、水上高原スキー場もプリンスホテル謹製カレーがあったりと飯のレベルが高いスキー場が多い印象です。
総評
標高の高さが近隣のスキー場と比較してレベチなのでパウダースノーの質は関東随一だと思います。ただ降雪量も尋常じゃないのでコース内で遭難しかけたりゲレンデ終点からリフト乗り場に向かうまで一苦労になってしまうのが玉に瑕というところでしょうか。あとはアクセス。も新幹線で行こうとなると上毛高原停車の新幹線の本数が少なめ+路線バスで上毛高原から1時間くらいかかるというのが人によってはネックになりそう。
これはTwitterでの友人とのやり取りなんですが、車を手放す前に行くべきという友人の言はごもっとも。ただ、この日のように豪雪の日だと車がまともに運転できるかと言われれば微妙なところもありそうなので、時間をかけてでも安全を買ったほうがよかったのかも。
なにはともあれ平日はスカスカで、パウダースノーの質は最高。いいことづくめだったのでまたいつか必ず行きたいと思います。
2021年の更新はこれで終わり。来年もよろしくお願いいたします。