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FUJI ROCK 2021 平沢進+会人「脱出系亞種音」感想

今年もROCK IN JAPANはじめ数々の音楽フェスが中止になる中で、フジロックが無事開催されてよかったです。というのも平沢進が今回も出演ということだったので、中止になってたら軽く絶望してました。つい先ほど終わったばかりですが、感想を書いていきたいと思います。

 

 

00.ZCONITE(平沢進/BEACON/2021)

BEACON発売時から「この曲気持ち悪い」「嫌い」等のファンの感想がTwitter上で散見されましたが*1、この曲をフジロックで出囃子で使った挙句、BEACONのジャケットで被ってたフェイスガード(NASA製)を被っての登場は初っ端から爆笑でした。果たして平沢進を知らない吸音材*2は何を思ったのか。

 

01.COLD SONG(平沢進/BEACON/2021)

平沢進にしては極めて異例のカバー曲でBEACON発売時にも話題になった曲。発売前にYouTubeでTIMELINEの終わりと共に先行公開された時に、これおじいちゃんライブで本当にやるつもりか?と思ってたら2曲目にぶちこんできやがった。歌詞を要約すると「起きろ」という感じの曲なので初っ端に持ってくるのはなんとなく想像はできていたけど、本当にやるんだと思った。

 

02.ENOLA(P-MODEL/電子悲劇~ENOLA/1997)

改訂P-MODELの中でもダントツに好きな曲。このご時世だし、ENOLAをフジロックかまして欲しいなあと思ってたんで、イントロ流れた瞬間に変な声出た。サポートドラムのユージ・レルレ・カワグチがやりたがってた曲で、会然TREK△03・24曼荼羅を経て遂に念願叶った形となりました。よかったねレニキ。

 

03.BEACON(平沢進/BEACON/2021)

BEACONの1曲目。24曼荼羅1日目アンコール以来の登場。24曼荼羅の時は未発表新曲ということあってなんだこれ!という感じでしたが、改めて聴くとやっぱり最高やな。歌いだしの「疾風と化せ堂々 ヒト科の(名もなき子)」という歌詞もバカコーラスがたまらぬ。このご時世で鬱屈した気分を爆風で吹き飛ばしてくれるような名曲。

 

04.Solid Air平沢進/突弦変異/2010)

まさか御年67歳のおじいちゃんのシャウトがフジロックで聞けるとは思わなんだ。この曲からマシントラブルが発生、ギターのノイズが曲中ずっと鳴りっ放しに。途中スタッフさんが出てきてステージで調整を試みたり、ギターをモズライトからEVOにチェンジするも*3うまく行かず。Solid Airのシャウトで回転してたけどあれは半分ヤケクソも入っているのではないかと思って見てた。結局最後までこのノイズは断続的に続いてました。スタッフさんが調整し終わって袖に下がっても直らないと見るやクッソイライラした表情で袖を睨んでたステルスで悪いけど笑った。

 

05.TRAVELATOR(核P-MODEL/回=回/2018)

最近回=回を買ったのですが、*4マジで名曲しか入ってなくて感動しました。そのアルバムからは唯一この曲が選曲。個人的には無頭騎士の伝言が一番好きなのでやって欲しかったのですが、TRAVELATORのイントロは屈指の神イントロだと思ってるので非常に良かった。

 

06.幽霊列車(平沢進/BEACON/2021)

幽霊船(現象の花の秘密)、幽霊飛行機(回=回)に続く「幽霊シリーズ」である幽霊列車。いくら新譜でたばかりとはいえこの曲はフジロックではやらんだろと思ってたらやりやがった。新譜ダイジェストで一発で好きになったので嬉しい。イントロからしてもうすでに「幽霊列車」としか言いようがないのですが、この感覚を言語化するのは難しいですね。

 

07.アヴァター・アローン(平沢進/ホログラムを登る男/2015)

2019年のフジロックでもやったし、なんならこの前の24曼荼羅でもやってたし、聞ければ最高だけど流石にやらんやろ……と半ばあきらめかけていたんですが、見事にやってくれました。「機はもうすぐ ただ生き延びよ」というフレーズがこのご時世非常に沁みる。

 

08.消えるTOPIA(平沢進/BEACON/2021)

また新譜から。曲の全体的な感じがHUMAN-LE(回=回)に似ているなと初めて聴いた時から思ってて好きになった曲。浄化される。そういえば今回のセトリ新譜からの選曲が非常に多かったですが、もれなく自分が好きな曲ですごい嬉しかったです。

 

09.アンチモネシア(核P-MODEL/ビストロン/2004)

テスラコイルとレーザーハープの連動って初めて見た気がする。あの落ち着いた曲調にテスラコイルがあんなにマッチするとは思ってもみなかった。

 

10.HOLLAND ELEMENT(P-MODEL/ANOTHER GAME/1984

このセトリの中で唯一手つかずだった曲。個人的に主に聞いているのがソロ活動開始および解凍P-MODEL以降の曲なので、凍結前のP-MODELに関しては何曲かしか知りませんでした。特にANOTHER GAMEに関しては完全に守備範囲外。もっと精進せねば……。

 

11.パレード(平沢進/白虎野/2006)

今敏監督の「パプリカ」*5の挿入歌として有名ですね。比較的有名な曲なので、平沢進を知らない初心者向けの選曲だな~と思ったけど、よく考えてみるとあの気持ち悪い曲調は全く初心者向きではなかった。スクリーンの映像がTwitterで「歩く会人WB.mp4」とか「あと3人増やして新宝島会人にしろ」とか言われてたの、草を生やさざるを得ない。

 

12.夢みる機械平沢進/変弦自在/2010)

テスラコイルがあるからにはこの曲をやらないわけにはいかなかった。一旦袖に下がったと思ったら黒縁メガネをかけ、分厚い本を抱えて出てきて、本を開いたらなんか光りだしてエントロピーしたと思いきや、今度は一眼レフデラワーカメラを持ってスナップショットを一枚撮ったりとやりたい放題。2019年のパフォーマンスを遥かに超えてきて、爆笑しながら見てました。ところで例のスナップショットのシーンでカメラをステルスから切り替えた配信映像担当は無能だと思った。

 

13.論理的同人の認知的別世界(平沢進/BEACON/2021)

「冗談のような夜ですって?ええ、前夜ですから」でめっちゃドヤってたけど最終日のWHITE STAGEトリなんだよなぁ……。「奪取 奪取 大奪取」のとこすき。

 

14.Big Brother(核P-MODEL/ビストロン/2004)

可逆的分離様態verかつLIVE HYBRID PHONONでやってたアレンジをリアタイで聞けて素直に感動した。あとは何も言うまい。連呼せよさあ思慮は今罪と知るべし。

 

15.救済の技法(平沢進/救済の技法/1998)

スクリーンの救済の赤線をバックに、ステルスの歌声と華麗なレーザーハープ捌き。そしてレニキのドラムと会人のパフォーマンス。すべてが圧倒的すぎた。無事救済されました。

 

16.TIMELINEの終わり(平沢進/BEACON/2021)

もうラストはこの曲しかありえないですね。救済の技法で救済され、この曲で無事昇天しました。唯一ギターの調子が最後まで悪かったのが悔やまれますが、それを差し引いても最高のラストナンバーでした。

 

EN.庭師KING(平沢進/救済の技法/1998)

アンコールでこの曲ぶっ放つとかファンを殺しにきてるとしか思えない。ヘーイヤイー!でFranz K Endoみたいな奇声出た。最後の最後まで圧倒的でした。本当にありがとう……。

 

総評

最高of最高でしたね。フジロックのWHITE STAGE*6という前代未聞のデカい箱でどうすんだと思ってましたが、予想をはるかに上回るパフォーマンスを見せていただきました。YouTube LIVEの配信でも電気グルーヴの裏にも関わらず10万人近くが視聴して、Twitterでもトレンド1位に輝くという大反響っぷりでした。BSPで何を語るのか期待です。

苗場ツアーが終わったので次はインタラですね。楽しみ~~~~。

 

BEACON

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*1:個人的にはこの気持ち悪さが癖になって好きなんですけどね

*2:観客の意

*3:逆だったかもしれねえ

*4:今更

*5:去年あたり流行った方ではなく「ヤバい方の」パプリカ

*6:前回はRED MARQUEE

一気に移籍情報が出ると頭が追いつかない

前回の記事でこの夏補強はしないのではという見立てをしていたら、今日一気に補強とレンタル移籍の話が出てきたのでびっくりしました(小学生並みの感想)。記事のタイトルは移籍情報が一気に出て思わず出た一言です。というわけでひとつひとつ思うところを書いていきたいと思います。

 

 

ミンテ、期限付きで名古屋へ。

2017年に加入以来主に最終ラインの要として活躍してきたミンテが期限付きで名古屋へ移籍することとなりました。今季は開幕当初こそ3バックの真ん中で相手の強力FWを抑え込むという役割を与えられていましたが、リーグFC東京戦、ルヴァン鹿島戦、リーグ清水戦と相手選手の突破をファウルで止めてしまい、前半戦だけでレッドカードを3枚貰うなど不安定なプレーが目立っていました。まあミンテ個人の責任というよりは後方のリスクを負って攻めるという戦術のツケがミンテ一人に回ってきて気の毒と言われれば気の毒なのですが……。

最近では専ら3バックの真ん中は宮澤が務めるようになり、クローザーには今季新加入の大八が入るようになり、かついざとなれば高嶺も最終ラインに入れるため、出場機会を失いつつありました。なので本人をプレーさせてあげるためにもこの移籍は致し方ないのかなと思います。

移籍先の名古屋はというと守備戦術のプロフェッショナルであるフィッカデンティ監督が指揮を執るクラブ。守備戦術に長けた名将の下でプレーできるのは本人にとってきっとプラスになるはずです。名古屋DF丸山の負傷に伴っての移籍なので、チャンスは十二分にあるはずなので頑張ってきて欲しいと思います。

ところで札幌公式に載っているコメントが、期限付き移籍に関わらず完全移籍のようなコメントなのが気になりました。恐らく今季を終えたら兵役のため韓国に戻らないといけないためこのようなコメントになったのかもしれません。最終ラインでチームを盛り立てる熱いプレーが魅力の選手で、個人的に好きな選手でもあるので、またいつか赤黒のユニフォームを着て戦うミンテの姿が見たいのですが、果たして。

 

岩崎、千葉への期限付きから鳥栖への期限付きへ。

2019年に京都から札幌へ完全移籍で加入し、2020年は湘南、2021年は千葉へ期限付き移籍していた岩崎ですが、千葉への移籍期末である2022年1月を待たずして鳥栖への期限付き移籍に切り替わることとなりました。

今季札幌以外の試合、特にJ2までは詳しく見れていないのでデータを見てみると16試合(うち先発7試合)出場、出場時間は636分と決して試合に全く絡めていないというわけではないんですが、未だノーゴール。守備に重きを置くユン・ジョンファン監督の戦術とは合わない部分があったのかもしれない。Twitterで千葉サポの発言を見ると岩崎は合っていなかったという話も見たので、実際そうなのかも。このまま千葉に居続けるよりは、より本人に合いそうなところで、という判断でこの移籍になったのかもしれません。

鳥栖は今季アグレッシブなサッカーを展開して上位にいるクラブ。前からプレスをハメに行ってボールを奪って攻撃、というのは札幌と共通する部分もあると思うので、鳥栖で出場機会を得て、成長してまた札幌でプレーして欲しいです。

 

檀崎、期限付き移籍で千葉へ。

ついこの間オーストラリア・ブリスベンから戻ってきたばかりの檀崎がまさかの再レンタルとなりました。ブリスベンからのレンタル延長の打診があった中で札幌に戻ってきていた経緯があったのと、単純にFWの駒不足という事情もあり、てっきり今季は札幌でやるんだろうなと思っていたので余計に驚きました。

岩崎が千葉を離れるタイミングでのリリースでもあるのでその辺の絡みがあるのかもしれない。なにはともあれブリスベンで培った技術でジェフユナイテッド千葉で夢を叶えて、再び札幌に堂々と戻ってきてほしいです。

 

遂にFW補強!ベルギーからミランを完全移籍で獲得!

FWの補強はせず現有戦力で乗り切るもんだと思っていたら、ウインドウが閉じるギリギリになって遂に来ました。スロベニア人・トゥチッチ ミランの加入です。

186cmという上背のあるFWなので、ジェイを欠くと大変だった空中戦の競り合いがなんとかなってくれそうな気がします。また、2020-21シーズンもベルギーでコンスタントに出場機会を得て二桁10ゴールを決めているというのも期待できます。今季新加入のガブリエルは前年試合の開催がない中での来日となり、コンディションをマイナスから作り直すところから始まり、結果出場機会を求めて福島へ移籍ということになったので、それに比べると即戦力としての期待は非常に大きいです。合流時期はまだ未定とのことですが、早くプレーを見たいですね。

あとはミランといえば赤黒の縦縞、日本の赤黒の縦縞といえば札幌なので、ミランという選手が札幌に来るというのはなんとも運命めいたものを感じますが、それは私だけか?

 

25周年記念ユニフォーム着用&販売決定。

移籍話とは全く関係ありませんが、コンサドーレ創設25周年ユニフォームの着用と販売が決まったそうです。また詳細なデザインは出ておらず、次節FC東京戦当日の発表とのこと。デザインは勿論コンサドーレの相澤ディレクターが手掛けているので期待は大。今スタジアムに着て行っているユニフォームが未だ2019年のものなので、デザインによっては買うかもしれない。リリースが待ち遠しい!

 

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2021 J1第18節~第23節+カップ戦

すっかり札幌の試合を情報遮断した上で追っかけフルタイム視聴する文化が失われていたせいでまたも放置しきった状態での更新ですね。月曜の浦和戦は久々にリアタイ視聴ができたので、これをきっかけに開幕当初のモチベーションに戻していきたいところです。

 

 

第18節 vs.大分

大分というのは札幌が非常に苦手にしてきた相手でした。というのも札幌と大分が共にJ1で戦うようになった2019年以降、2敗2分と勝てていないんですね。大分の監督がかつてミシャの下でコーチとして働いていた片野坂監督なので対策が容易なのかは分かりませんが、とにかく相性の悪い相手。しかしこのゲームは序盤から札幌がペースを掴み、金子拓郎の2発で大分を沈め、対大分10年ぶりの勝利*1を挙げることができました。金子の1点目・2点目共にゴール前で落ち着いたプレーからのシュート。特に2点目の左サイドからのボールを真ん中から素早い振りで流し込んだシーンはこの日の金子の調子の良さを象徴していたと思います。最後は大分にパワープレーで押し込まれましたが、最終的に無失点で勝てたのでヨシ!

 

第20節 vs.鹿島

ここから後半戦に突入。後半戦初戦ははルヴァン杯も含めると今季4度目の対戦となる鹿島。鹿島戦というとどうしても今季リーグ戦で0-2から追いついてザーゴ前監督を解任に(結果的には)追い込んだあの試合よりもルヴァンで0-3で負けたあの忌々しき現地観戦の試合が思い浮かんでしまうんですよね。その嫌なイメージ通り、前半は0-1で耐えるも後半に3点を叩き込まれ0-4での敗戦。立ち上がりは良かったんですけどね。決めきるべき時間で決めきらないとこういう展開になるって、それ一番言われてるから。

 

第21節 vs.徳島

アウェイで戦った時と同様、徳島がボールを握り、札幌が守備に回るという展開になりました。とはいえ思いっきり押し込まれて窒息しかかっていたわけではなく、札幌もラインを高く保って前から守備に行けていたので、そこまで一方的ではありませんでした。だからといってハイプレスからボールを奪ってカウンターで決めきることもできずスコアレスドローかなあと思った矢先に左サイドからのボールを駒井が詰めたおかげでオウンゴールを誘発しそれが決勝点に。かなり際どいプレーだったので当初公式記録も駒井のゴールということになっていましたが、ヒーローインタビューに呼ばれた駒井がオウンゴールだったと自白して場内の笑いを誘っていました。オウンゴールが決勝点という薄氷の勝利ではありましたが、駒井があそこでGKまで詰めていたからこそ生まれたゴールだし、なにはともあれ勝てばええんや勝てば。

 

第22節 vs.仙台

鬼門ユアスタでもゲーム。2017年のJ1復帰以来一度も勝てていないスタジアムです。前半早々ルーカスのボレーが決まり先制。その後CKで宮澤が華麗なボレーシュートを決め追加点……と思いきやVARで取り消し。その後仙台に追いつかれると、双方決定機を作る展開。しかしポストだったり、GKにお互い助けられて結局1-1で終了。うーん、やはりユアスタでは勝てぬ。そしてこの試合を最後に東京五輪の中断期間に入りました。

 

第4節 vs.G大阪

G大阪の事情で開催できなかった試合の代替開催が東京五輪中にやっと行われました。中20日で公式戦を迎える札幌と五輪期間中でも代替開催が組まれるACL明け過密日程のG大阪。コンディションの部分では札幌に分がありそうですが、20日も試合間隔が空いてしまうとコンディション以前に試合勘が鈍ってしまうようで、札幌のハイプレスが空回り全て後手後手に回ってしまいます。そんなこんなで守備も攻撃も不全状態に陥りいいとこなしの0-2で敗戦。守備時の出足が遅く結果G大阪の選手を削りまくってしまう試合展開となりなかなか見るに堪えない試合でした。ガンバさんごめん。でも特定の選手への人種差別発言はどうかと思いますよ?G大阪サポーターさん?

 

第23節 vs.浦和

この試合から五輪期間の中断明けになります。札幌はG大阪に負けたとはいえ強度の高い公式戦が中断期間中にできたので、1か月公式戦との間隔が空いた浦和より試合勘という部分では浦和より分のある状況で臨むことができました。G大阪戦とは全く逆の状況ですね。前半から試合勘の戻らない浦和に対して連動したハイプレスで決定機を作らせず、前半得たCKのチャンスを後ろから走り込んできた深井が頭で決め先制。この深井はこの試合でJ1通算100試合出場のメモリアルゲーム。度重なる大怪我を乗り越えての100試合という数字、そしてその100試合目でゴールを決めた不屈の男、最高です。後半開始早々は浦和にペースを握られますが、左サイドからのロングボール一発で小柏が抜け出し上手く浦和DF槙野との競り合いを制し、流し込み追加点。その後失点を許すと最後のプレー、途中投入の浦和FWユンカーのヘッドが左ポストを叩くというシーンで心臓が止まりかけましたがなんとか勝利。新戦力をゴリゴリに補強した浦和相手に補強なしで戦術の深化を図った札幌が勝利したというゲームでした。

 

ルヴァンカップ

プレーオフ2ndレグ vs.横浜FM

1stレグを1-1、アウェイゴールを許した状況かつ鬼門神奈川アウェイで2ndレグを迎えるという厳しい状況かと思われましたが、4日前に天皇杯でHonda相手に延長まで戦って敗れ、かつ、監督がスコットランドセルティックに引き抜かれたという難しい状況にあった横浜FM相手に3-1の勝利。途中出場の選手を含めた全戦力でつかみ取った勝利だったと思います。特筆すべきは菅の先制点のシーン。1年に1度お目にかかれるかというレベルのスーパーボレーをぶちこんでくれました。バックスタンド側から横浜FMサポが撮影したゴールシーンの動画をTwitterで観たんですが弾道がエグすぎる。2年前のE-1香港戦で決めたゴールを思い出しましたが、あれよりもエグいシュートでした。あれを決める力があるんだから普段ももっと自信を持ってプレーして欲しい。

 

プライムステージ組み合わせ決定

プライムステージ準々決勝はディフェンディングチャンピオンであるFC東京との対戦が決まりました。1stレグがホーム、2ndレグがアウェイというプレーオフと同じ会場設定になりました。FC東京との対戦成績はここ最近よろしくありませんが、何が起こるかわからないのがカップ戦。2019年あと一歩のところで逃した悔しさを晴らすべく、なんとしても勝ちたいですね。2ndレグは関東アウェイですが例によって週末はお仕事なので行けません。そもそもアウェイサポ入れんのか。

 

天皇杯

なんか知らん間に長崎に負けてました。以上。

 

戦力補強は必要か?

アンデルソン・ロペスが中国・武漢に移籍したためエースストライカーを失った札幌。浦和の興梠獲りに動きましたがあえなく失敗。その後補強に関しては音沙汰なくリーグ再開を迎えてしまいました。Twitterを見ると補強しろおじさんが補強しろと発狂している光景が見えてなかなかに地獄です。

とはいえ冷静になって考えてみると、外国籍選手の入国制限が厳しい今、コロナ禍以前は常套手段であった即戦力FWを海外から獲ってくるというのもなかなか難しいし、そもそもFW獲ってきたところでフィットしてすぐアンロペ並みに得点を量産できるのかという問題があります。昨年の例でいくと、札幌はシーズン途中でウーゴ・ヴィエイラを獲得していますが、ゴールを決めることなく半年で契約満了という結果に終わっています。

札幌が「ミシャ式トータルフットボール*2」という特殊戦術をとっている以上、キャンプという戦術を落とし込む機会がない状況でFWを獲ってきてもろくにフィットせず結局リリースになる、という可能性も考えなければなりません。

それに加えて札幌はアンロペの移籍金が入ってきたとはいえ財政的には厳しい状況で、一か八かの補強になかなか踏み切れない事情があるのだと思います。なのでオフに補強は持ち越して、今シーズンはひとまず現有戦力で乗り切る。そしてオフにアンロペ資金で補強してキャンプで戦術を落とし込む、という腹積もりなんじゃないかなと思っています。

とはいえ何をしてくるかわからないのがプレジデント・野々村なので、もう少し状況を見守りたいと思います。補強のリリースが来たら諸手を挙げて喜びます。

 

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*1:この試合の前の勝利が2011年第35節@札幌厚別

*2:蹴球メガネーズの北條さんのワードをお借りしました

札幌サポとしての歩みを振り返ってみる -中編①-【札幌サポ5周年企画】

更新が久方ぶりになってしまいましたが、前回のエントリーからの続きです。前編を未読の方は是非リンクからどうぞ。

ugim912.hatenablog.com

 

 

2017年(札幌サポ2年目)

2016年をJ2優勝という最高の形で終え、2012年以来のJ1リーグへ挑むことになったコンサドーレ。大宮から横山知伸、神戸から田中雄大横浜FMから兵藤慎剛を獲得する等J1クラブから選手を獲得し補強を進めていましたが、他クラブのサポーターからの前評判は「どうせ昇格からの即降格」というものばかり。それもそのはず。札幌は過去に2007年J1優勝→2008年圧倒的弱さで最下位降格、2011年3位昇格→2012年Jリーグ史上最悪の弱さで最下位降格という前科を犯していましたからね。18年間道民として暮らした元々サッカーにろくに興味を示してこなかった私ですらそれはよく承知していました。なので札幌の2017年の目標は「J1残留」。これはフロントスタッフ、選手、サポーター全員が開幕前から至上命題として持っていました。

開幕節仙台戦@ユアスタを試合終了間際にゴールを許し落とすと、続く第2節横浜FM戦@ニッパツも0-3で敗北。横浜FM戦に関しては関東アウェイということもあり現地参戦。前半こそ堅い守りで0-0で折り返しましたが、後半に入り瓦解。札幌の攻撃は福森晃斗の左足から都倉賢頭狙いのロングボールやセットプレー中心。J2でこそ通用していたやり方も中澤佑二を中心とする横浜FM守備陣の前では無力。J2とJ1のレベルの差をまざまざと感じた一戦でした。

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しかしホームに帰るとなかなか負けなかったのがこの年の札幌でした。第3節C大阪戦@札幌ドを1-1のドローに持ち込むと、大学の春休みを利用して帰省していた私も現地参戦した第4節広島戦@札幌ドで待望のJ1初勝利を挙げました。その後もアウェイでこそ勝てないものの、ホームでは負けないという内弁慶状態でFC東京、この年のJリーグ覇者川崎F大宮から勝ち点を奪い、残留に向けて必要と言われていた試合数と同じ勝ち点=34に向け、耐える戦いながらも積み上げが思った以上に順調にできていました。この時期は都倉の高さがだいぶ効いていた時期で、「どうせ相手札幌だろw」みたいにナメてかかってくる相手チームをホームという地の利を生かしてぶっ叩くことができていました。まああくまでもホームでしか勝ててなかったんですけどね。

ですがそのいい流れも長くは続かず第11節G大阪戦@札幌ドを落とすことによってホーム不敗神話はあっけなく終わり、そこからこの時期圧倒的に負けまくっていた新潟にすら負け鳥栖に敗れ、ホームで神戸に試合終了間際の勝ち越し弾を許し敗れ、前年のJリーグ覇者鹿島には前半30分だけで3点をかちこまれる惨敗を喫し柏に敗れ、遂に6連敗を喫しました。鹿島戦までは残留を争っていた他のクラブも仲良く負けたり引き分けたりしてくれたおかげで残留圏を辛うじてキープしていましたが、柏戦に敗れ遂に降格圏に転落。その柏戦は現地でした。梅雨時の蒸し暑い気候の中、先制を許してもヘイスのFKで追いつく展開でしたが、最後の最後に守備の一瞬の隙を突かれて負けるというダメージの大きい負け方。日立台から柏駅へ向かう札幌サポの顔が全員絶望に満ちた表情をしていたのは忘れられませんね。

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札幌が降格圏に落ちるとともにリーグ戦は折り返しとなり、季節は夏になりました。ここで札幌はこのシーズン1つめのターニングポイントを迎えました。清水戦、大宮戦という残留争い直接対決2連戦です。第17節清水戦@札幌ドを1-0で勝利し僅か1試合で札幌は残留圏15位に順位を戻します。続く第18節大宮戦@NACKは16位相手の勝ち点1差の仮に負ければ順位がひっくり返るという絶対に落とせないゲームとなりました。

この試合は関東アウェイなのでもちろん現地。ゴール裏の中心部で応援するために始発で大宮に乗り込むと、列整理の時間まで大宮公園の待機列の上で夏の暑い日差しに焼かれながら待つという苦行をやったんですが、今思えばまあよくそんなことやったなあと。で、肝心の試合はというと前半こそスコアレスで折り返すものの後半開始早々に立て続けに2失点。そのまま試合は終盤を迎え、この上なく痛い敗戦を覚悟し始めた頃、敵陣PA付近で相手のハンドでFKを獲得すると、福森がこれを沈め1点差。しかしそのまま後半ATを迎え、札幌は最後の力で攻めるものの決定機を作り出せず。最早ここまでかと思ったその瞬間、大宮の選手がハンドを犯し再び似たような位置でFKを獲得。90分間選手と共に戦い、声を枯らし叫び続けたアウェイエリアに陣取る赤黒のサポーターの願いはこの一発のチャンスをものにし追いつくこと。キッカーはFKで1得点を挙げている福森。後半終盤から歌い続けた「世界を切り拓け」のチャントの中、福森の左足から放たれた軌道はゴール左隅に吸い込まれました。その瞬間ゴール裏は爆発のような歓喜に包まれました。まるでJ1優勝でも決めたかのような熱狂でした。福森の劇的同点弾と共に試合終了の笛。札幌は土壇場で追いつき、ギリギリのところで降格圏再転落を回避しました。最終的にこの試合追いつかれた側である大宮は降格となったため、まさに生死を分けた一撃でした。まさに福森は救世主でした。爆発的な熱狂の中、私はというと病み上がりで万全ではない状態で90分間ゴール裏で戦い続けた疲労感で情報処理能力が追いついていない中とんでもなく劇的なものを見せられたせいで完全に思考停止してしまい、近くのサポーターと無表情でハイタッチを交わすのが精一杯。その後降格圏に落ちなくてよかったという安堵感がやって来てただひたすら札幌イレブンに拍手を送っていました。後日クラブがYouTubeに上げた公式ハイライトで大興奮のサポーターの中でただただ安堵の表情で拍手を送る私が映りこんでいました。情けない。

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何はともあれ降格圏転落を免れた札幌は、ここで残留争いで上に立つために夏のウインドウで補強を敢行します。仙台からかつて札幌に所属経験のある石川直樹鳥栖から早坂良太、そして2016年途中まで磐田に在籍していた元イングランド代表のジェイ・ボスロイドを獲得しました。それに加えてシーズン開始前に加入が決まっていたタイの英雄ことチャナティップ・ソングラシンがムアントンから札幌に合流しました。

この補強、そしてチャナティップがゲームに絡み始めるようになると共に札幌は底を脱し始めます。それが結果として表れ始めたのが8月の終わり、第24節仙台戦@札幌厚別からでした。本職がセンターバックで守備力に定評のある直樹を左ウイング、早坂を右ウイングに据えることで守備が安定。そして都倉とジェイのツインタワーが威力を発揮することで攻撃力も向上しました。直樹はいいとして鳥栖時代は2列目の選手攻撃的アタッカーとして鳴らしていた早坂が右ウイングの定位置に入ることによって守備力が向上したのは謎現象でした。おそらく四方田修平監督の魔改造があったのではないかと個人的には考えているのですが、真実はいかに。何はともあれ仙台戦を1-0で制すと、続く第25節磐田戦@札幌ドも2-1で勝利し、昇格後初の連勝を収めました。

それでも札幌は相も変わらずアウェイで勝てない状況が続いていたので順位は残留圏ギリギリという状況でした。そんな中迎えたのが、第28節広島戦@Eスタでした。

2015年のJリーグ王者である広島も、2017年は森保一体制が終焉を迎えるほどの不調に陥り、札幌同様苦しい残留争いを繰り広げていました。第27節終了時点で勝ち点1差の札幌は14位、広島は15位。この試合を仮に落とした場合他会場の結果によっては残り試合数が限られている中で降格圏に転落する危険を孕んでいました。かくしてこの第28節は絶対に負けられない残留を賭けた一戦となりました。当初この試合は広島という遠い地でのアウェイということもあり現地参戦せずDAZNでこの一戦を見届けるつもりだったのですが、第26節神戸戦@神戸ユニバーの敗戦、第27節新潟戦@札幌ドのホームで2-0から2-2に追いつかれる負けに等しい引き分けという良くないゲームが2試合続いたこともあり、急遽参戦を決定。参戦にあたり気持ちを高めるため、「絶対に負けられない戦いが札幌にある」という、テレビ朝日の代表戦で使われるアレを完全にパクったゲーフラを作成しました。

そして問題の交通手段はというと当時学生の身分で飛行機や新幹線など高級な乗り物に乗れるだけの金は持ち合わせていなかったので、往復夜行高速バスでの遠征を決定。広島戦前夜にバスタ新宿からウィラー運行の広島駅前行き高速バスに乗車し、翌朝広島着。広島観光もそこそこに決戦の地である広島市の山奥にあるエディオンスタジアム広島へ。

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広島という札幌からかなり遠いアウェイの地かつ開場時間約1時間前にも関わらずアウェイゴール裏待機列には結構な数の札幌サポが。やはりこの決戦を現地で声援を送らねばならぬと考えた同志は多かったようです。Twitterで知り合った顔見知りの札幌サポが2人(少ない)いるんですが、2人とも来ていました。関東アウェイならわかるんだけど。この試合は16時キックオフだったので開場時間は14時。14時と同時にアウェイゴール裏スタンドに入った途端、アウェイ席は正面からモロに日光を受けるエリアであることが判明。しばらく自席で耐えていたんですが、9月末とは思えない暑さに完全にやられ日陰のコンコースへ避難しケツを降ろし選手の練習開始を待ちました。試合開始45分前には選手の試合前練習開始で、それと同時に試合前応援のため自席に復帰。そこで作成したゲーフラを発動。この試合は残留を争うクラブ同士の直接対決ということもあり、ある程度の注目カード。札幌サポの試合前応援の様子を撮りにきたテレビカメラがいたので、「ワンチャンテレビ局のカメラなのでは?テレビ局じゃなくてDAZNのカメラでも中継内で俺のゲーフラの映像使ってくれるのでは?」という邪な考えのもと少し長めにゲーフラを掲げていたところ、どうもそのテレビカメラは「絶対に負けられない~」でお馴染みのテレビ朝日の取材カメラだったようで、翌日深夜放送のやべっちFCが私のゲーフラをドアップで映してくれていました。かくして私は全国地上波デビューを果たしました(顔は映ってないけど)、という余談。

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そんなこんなで16時にキックオフ。正面の日は傾き始め、ピッチを眺めるのも辛い状況に。網膜を焼くような直射日光のおかげで向こう側のゴール前で何が起きてるのかがほぼほぼわからず、ただひたすら眩しい中で前半45分が終了。ハーフタイム、あまりの暑さに耐えかねコンコース(日陰)の売店で後半飲む用のドリンクを買おうと並んでいたところ、前にいたおじいちゃんサポーター2人組が「今日は2002年に広島をJ2道連れにしてやった時のユニを箪笥の奥から引っ張り出してきましたよw」「アッハッハw」みたいな会話をしていていました。私のような2年生サポは降格という恐怖に怯えて余裕のないメンタルだというのに、本当に札幌が一番キツい時期に応援していたベテランサポはメンタル強いなあと思う場面がありました。見習っていきたい。そんなこともあり後半。残留を手繰り寄せるアウェイでの勝利を掴むべく先制点が欲しい札幌でしたが、PKを広島に献上。これを翌々シーズン札幌に加入することになるアンデルソン・ロペスに決められ先制を許します。この時間帯になると日が山に隠れてピッチの奥側が見やすくなっていたので、見たくもないものを見させられました。しかも蹴り直しがあったので2回も。しかしその10分後くらいに札幌もPKを獲得。これを都倉が沈めて同点、試合は振り出しに。札幌は終盤にかけてよく攻めましたが決勝点を奪うには至らず。結局残留争い直接対決は勝ち点1を分け合う結果に。とはいえこの試合仮に負けていれば、16位の甲府が勝っていたので勝ち点を逆転され降格圏転落となっていたので正直負けなくてよかったという感情のほうが大きかったのが事実。

その後広島市街へ戻り駅前のネットカフェでシャワーだけ浴びて再び夜行高速バス(今度はJR西日本バス運行便)に乗車。私は基本的に乗り物では寝れない人間なんですが、前日から夜行バスに揺られあまり寝れずにゴール裏で90分間戦った疲れで爆睡できました。岡山らへんで寝落ちして気づいたらバスが首都高を走っていたので、相当疲れが溜まっていたんだなと思った。早朝に東京駅に到着、そこから都内の自宅に帰宅し急遽決まった0泊3日遠征をなんとか完遂。

今仮に同じことやろうと思ったら絶対に飛行機、最低でも新幹線を使う。こういうのは金はないけど時間がなかった学生の身分だからこそできた遠征だったなと思います。けどこういう無茶でバカみたいな遠征っていい経験になるし普通に楽しい。時間が余っているうちに1回はやっとくべき。

広島戦はドロー決着となったものの、アウェイで先制されるも追いついて勝ち点を獲得するという比較的前向きな引き分けではあったので、神戸戦・新潟戦の悪い流れはある程度断ち切られ、続く第29節柏戦@札幌厚別はなんとACL圏内を争う柏相手に3-0での圧勝。夏の補強で獲得した選手が躍動し、勝利をもたらしてくれました。残留に向け大きく前進する大きな勝利でした。

次の試合は第30節FC東京戦@味スタ。このシーズンのFC東京川崎Fから大久保嘉人を獲得するなど大補強を敢行し優勝候補の一角にも挙げられていたクラブでしたが、監督人事に失敗したこともあり、戦前の予想に反し成績が低迷、第30節を迎える頃には優勝の可能性は消滅し、すっかり真ん中よりやや下の順位に収まり、かといって降格の可能性も低く大して残留争いの心配もしなくてもよいという状況で、はっきり言ってモチベーションの低下は他サポから見ても明らか。一方の札幌はというと、シーズン開幕から掲げてきた残留の二文字が前節柏戦の勝利によって見えてきたこともあり非常にモチベーションもテンションもの高い状況でした。しかもこのFC東京戦に勝利できれば、次の試合で他会場の結果次第で残留決定という悲願を達成する可能性も生まれる状況だったのです。

もはや勝利しかないと意気込み試合当日前の数日間を過ごしていたのですが、この大事なタイミング風邪を引きました。軽い風邪であればよかったんですが、熱を伴う結構ヤバ目の症状。それが試合前日に出るという最悪な状況。試合当日味スタゴール裏で応援すること以外の選択肢はもはや考えられなかったので、近所の薬局で強めの風邪薬やら栄養ドリンクやらビタミンウォーターやらを買い込み一晩で風邪を治す作戦に出ました。半分諦めていたところはあったのですが、翌朝嘘のように風邪の症状は治まり問題なく味スタ参戦が叶いました。試合前日でアドレナリンが出てそれがいい方向に作用してくれたのかもしれない。

ところでこのFC東京戦が開催された2017年10月というのは晴れ間がほぼなく毎日のように東京は雨模様で、この試合も雨。しかも大雨。しかし試合が開催される味スタは1階席中段までは屋根がついており、1階席中段より上に陣取れば雨に濡れずに快適に応援ができます。実際にFC東京サポはそうしていました。しかし札幌サポはというと10月の中でも降雨量がかなり多かったこの日に屋根のない前列から埋める暴挙に出ます。スタンド最前線から選手に声援を届けるために。私も病み上がりの体ではありましたが、前列に陣取りました。結果的にこの日味スタには3000人超の札幌サポが集結。東京という立地の良さもあり、2017年のアウェイ最多のサポ数だったと思います。滝のような雨に打たれながら試合前練習のため札幌の選手が登場。試合前応援一発目のチャントはスティング。滝のような雨が降る中、3000人超の「行け札幌」のシャウトが静かな味スタに反響した瞬間、まだこの年アウェイで1勝も挙げていないにも関わらず、この試合完全に札幌のもんだなと確信しました。

相変わらず大雨が降る中試合は始まり、序盤から勢いに乗る札幌がペースを掴むと何度か決定機を作ります。しかし得点は奪えず勝負は後半へ。後半開始早々ジェイのシュートが決まり先制、その約10分後にもジェイのヘッドで2-0。しかし油断することなかれ。このシーズンは幾度となく2-0から追いつかれ勝ち点を落とすという事が何度もありました。そしてFC東京に1点を返されると、今日もまさか……という思いが生じましたが、その後も札幌は集中力の高い守りを見せ2-1のまま後半アディショナルタイムへ。そして敵陣でボールをラインの外にクリアした瞬間、長いホイッスル。リーグ戦30試合目にしてやっとアウェイで勝つことができました。J1リーグでアウェイ戦勝利したのは実に1842日ぶり。雨の降りやまない味スタに3000人の札幌サポの歓喜の声がこだまし、札幌は悲願の残留という目標を遂に射程圏内に収めました。

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残留という目標がいよいよ目の前に迫り、第31節鹿島戦@札幌ドを迎えました。勝って他会場の結果次第ではホームで残留決定が決まる試合ではありましたが、この時点で首位に立っていた鹿島はやはり強く一時追いつくものの勝ち越しを許し敗戦。ホームでの残留決定はなりませんでした。

そして第32節清水戦@アイスタ。この試合は勝てば問答無用で15位以上が確定し残留が決まります。東海圏の静岡でのゲームでしたが、東京からさほど遠くはないということで参戦を決定。チケットをとったはいいもののやはり問題は交通手段でした。金のない学生にとってはいかに安くアウェイ遠征をするかというのが至上命題。まず最初に思い浮かぶのが高速バス。しかしながら清水に行く高速バスは始発に乗っても清水着が11時とか。そうなるとゴール裏中心で飛び跳ね叫ぶことを生きがいにしている私にとっては遅い時間。というのも早めに待機列を確保しないとゴール裏中心の席は確保できないんですね。そうなると最速の交通手段は新幹線しかなくなります。とはいえ値段がネックなので少しでも交通費をケチり、富士駅で降りてそこからは在来線に乗り換えて清水駅を目指すというルートを選択しました。

そして迎えた決戦朝。始発の東海道新幹線に乗り早朝のうちに清水駅着。清水駅には朝早くも関わらず赤黒の人たちがいました。清水駅からはバスに乗ってアイスタを目指すことになるわけですが、どのバスに乗っていいのか分からず。当然シャトルバスなんて出てるわけのない常識外れの時間帯にスタジアムに行くわけですから路線バスを使うほかありません。なので清水駅のロータリーに止まっているバスの運転手さんにアイスタ行のバスがどれか聞いたら、敵チームのサポーターにもかかわらず非常に親切に教えてもらえて無事アイスタ到着。アイスタのアウェイ待機列にはそこそこの長さの列が出来ていました。アイスタは試合当日0時から列確保が可能なので日付が変わると同時に列を確保する基地外札幌サポ(誉め言葉です)が大量にいたのかもしれません。しかしながら試合開始は15時、開場は13時なので時間を持て余す羽目に。しかも外は雨。結構つらかったです。

そして待つこと約5時間、やっと入場。入場して札幌サポの数の多さに驚きました。アイスタのアウェイゴール裏は2階席・上層スタンドに位置しているのですが、そのスタンドの5/6がアウェイエリアに指定されており、そのすべてを赤黒のサポーターが埋め尽くしました。やはり2001年以来16年ぶりのJ1残留の瞬間を見届けるため内地在住サポだけではなく、遠く北海道の地からも多くの札幌サポが駆け付けていたようです。FC東京戦は首都圏という札幌からも来やすい場所だったからわかるんですが、北海道からはある程度労力と金をかけないと来れない清水の地にこれだけのサポーターが集まったのは本当に驚きでした。

勝てば無条件で残留決定。引き分けか負けでも他会場の結果次第では残留確定という、残留争いを繰り広げてきたライバルクラブの中では一歩リードした立ち位置にいました。ある程度残留を手中に収めた状況で緩みが出てもおかしくない状況でしたが、フィールドプレイヤーが練習に出てきた時からすでにゴール裏のボルテージはMAX。バチバチのムードでした。そして、試合開始直前、選手入場時には赤黒のコレオグラフィー、そして開幕時から掲げてきた「どんな手段を使っても生き残れ」、「生き残ろうぜ札幌」等の横断幕。2002年のJ2降格以降一度も成しえなかったJ1残留という目標を結実させるべく、清水の地に集結した札幌サポーターがまるでホームのような雰囲気を作り上げました。

そして試合開始。FC東京戦でアウェイで勝てないという殻を打ち破った札幌は序盤から攻勢に出ます。そして11分に菅のクロスからジェイが頭で合わせて先制。39分にもジェイがこの日2点目を決めます。

しかしこの直後アクシデント。この日センターバックの位置で出場した河合竜二(現札幌CRC)が清水の選手のラフプレーを受けてしまいます。自力でピッチから出ることのできないくらいの重傷。心の中に暗雲が立ち込めました。担架に運ばれるときに札幌ゴール裏に向かって拳を突き上げた河合の姿を見た瞬間、絶対に勝たないといけないと心の底から思いました。あの日スタジアムにいた札幌サポが同じ思いだったと思います。そして前半は2-0で折り返します。

運命の後半。清水に押し込まれる展開が増えてきました。CKを多く清水に与えますが、集中した守備でゴールを割らせず、そのまま後半ATへ。最後の最後まで集中を切らさず守り抜き、そして長い笛。

youtu.be

2001年以来、1度も成しえなかったJ1残留という目標を遂に達成しました。前の年、フクアリで昇格を決定づける勝利を見てからずっと待ち望んできた光景を遂に見ることができました。開幕前、「札幌に残留なんか無理」「どうせまたすぐに降格する」という声があった中、この瞬間に立ち会えたのは本当に感無量でした。サポ歴の浅い私ですら泣きそうになるくらい嬉しかったので、本当に札幌が辛い状況に陥った時期も支えてきたサポーターにとっては本当に言葉では言い表せないくらいの気持ちになったんだろうと思います。

試合後、選手・スタッフ・社長、そしてこの日負傷退場した河合も松葉杖をつきながらピッチに登場。全員で「すすきのへ行こう」の大合唱。J1残留という、この時の札幌にとってはJ1優勝にも等しい目標を達成した歓喜を分かち合いました。

このあと勝利の余韻に浸りながら静岡駅行きのシャトルバスに乗り込み静岡市中心部に戻りました。まだ東京に戻るまで時間があるとのことで、静岡名物・さわやかのハンバーグを喰おうと思い立ち新静岡セノバのさわやか目指して札幌のユニを着たまま歩いていたところ、居酒屋のキャッチの兄ちゃん、そしてセノバ前を歩いていた静岡市民のおっちゃんに「J1残留おめでとうございます!」との声をかけてもらいました。当時清水はJ1残留争いの苦しい位置にいて、おまけにJ1残留争いのライバルに負けて、しかもJ1残留を決めた相手クラブのサポにこんな声をかけてくれるとは、それだけ清水・静岡という街にサッカー文化が浸透しているということなんだろうなといたく感動しました。最終的に札幌も清水も残留を果たすことができましたが、すごくよかったなとシーズンが終わってから思いました。ちなみにセノバのさわやかは爆混みだったのでハンバーグは断念してそのまま東京に帰りました。

往路で新幹線を使う贅沢をしてしまったので、帰りは在来線だけでダラダラ帰るつもりだったんですが、疲れていたのと残留決定で気をよくしていたこともあり帰りも新幹線を使ってしまいました。まあいいでしょう。残留したんだし。

結果的にこれが2017年最後の現地観戦となりましたが、残る第33節G大阪戦@吹田S最終節鳥栖戦@札幌ドも勝利で飾り、なんと最後は3連勝で締め、目標の残留圏15位どころか11位フィニッシュという上出来すぎる結果を残しました。

個人的にはクラブ・選手・サポーターが「J1残留」というただ一つの目標に向かって全員が一つになって戦った2017年が一番印象深いシーズンです。降格圏と残留圏の狭間でヒリヒリするような残留争いを繰り広げ、結果的に残留を果たせた最高のシーズンでした。

以上が札幌サポ2年目、2017シーズンでした。あまりにもいろんなことがあった印象深いシーズンだったのでなんとここまでで1万字以上を書き連ねています。他人から見たら怪文書としか見えないでしょうね。

本来は後編で2017シーズンから2021シーズンのことまで後編として書くつもりでしたが、あまりにも筆が進みすぎてしまったので、今回は中編、しかも中編のその①とさせていただきます。

残留争いを乗り越え、新たなステージに足を踏み入れた2018年については中編その②として書く予定です。頑張って書くので、皆さんも頑張って読んでいただければ嬉しいことこの上ないです。

札幌サポ5周年企画でやりたいことが渋滞しまくってるので、マジでいつ終わるんだという感じですが、東京五輪の中断期間もうまく使いながら頑張って書いてきます。

それではまた。

 

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札幌サポとしての歩みを振り返ってみる -前編-【札幌サポ5周年企画】

今日6月13日はルヴァン杯プレーオフ2ndレグ横浜FM戦ですがマッチプレビューなんて高等な記事を書けるほどサッカーIQは高くないので自分語り記事です。

この間ふと今季で自分が札幌サポになってから5周年であることに気づき、せっかくの節目なので札幌サポになってからのここまでの歩みを振り返ってみようと思い立ちました。北海道コンサドーレ札幌創設25周年ですし、こういうメモリアルな記事もいいかなと。

 

 

2011年以前

いきなり5年前からじゃねえのかよという声を頂きそうですがここから始めさせてください。私は幼少期から高校卒業までを函館市の隣町上磯町(現北斗市)で過ごしました。話は逸れますがブログ名の由来もここからです。当時のクラブ名はコンサドーレ札幌でした。コンサドーレは毎年年1回函館開催をしてくれていました。そんなわけで人生初のJリーグ観戦は地元開催である2003年J2第29節福岡戦@函館市千代台公園陸上競技場でした。札幌が敗れたこととアウェイベンチ側ゴール裏のホームゾーンで観たことくらいしか覚えていませんが、今思えばここが自分の札幌サポとしての原点だったのかもしれません。公式記録を見てみると今野泰幸(現磐田)がまだ札幌に在籍していたんだなと思いました。

 

2011年

2003年の福岡戦以降もコンサドーレは函館開催を継続してくれていましたが、残念ながら2003年以降千代台で試合を観た記憶がございません。実は観に行っていたのかもしれませんが、思い返して最後の記憶がそれということは、恐らく行ってなかったのでしょう。ということで自分の記憶にある2回目のJリーグ観戦は2011年J2第25節京都戦@函館千代台ということになります。当時は高校受験に向けて勉強漬けの日々でしたが、札幌はというとJ1昇格争いの真っ只中でした。北海道のローカルニュースでもコンサドーレを取り上げる機械が多くにわかに札幌のJ1昇格に向けて盛り上がっていたような気がします。そんなわけで息抜きがてら久々にサッカーでも見に行くか!ということで近所のセブンイレブンでチケットを購入し、北斗市の自宅から自転車を漕いで千代台のバックスタンドで試合を観ました。当然当時はレプリカユニフォームもタオルマフラーも持っておらず唯一持っている応援グッズがコンサドーレのフラッグ(大昔に札幌丸井今井のショップで買ったもの)でした。なのでそれを持って。試合は前半に京都に先制を許す苦しい展開でしたが、後半にジオゴの弾丸シュートが決まり追いつくと、近藤祐介のゴールで逆転勝ちを収めるという最高のゲームでした。特に印象深いのはジオゴのゴール。移籍後初ゴールだったようで、ヒーローインタビューにも登場しました。試合後挨拶では千代台のバックスタンドすぐ近くまで来てサポーターの声援に応えてくれていました。そのジオゴですが、先日母国ブラジルにて交通事故で急逝していたことが判明。非常に印象深い選手であっただけに残念でなりません。

web.gekisaka.jp

R.I.P Diogo.

ちなみにこのゲームは後に札幌に所属する駒井善成宮吉拓実(現京都)、元日本代表の久保裕也(現シンシナティ)も出場していました。実はすごい選手が出ていた当たり試合を引き当ててました。さて、札幌はというと、勝てば昇格決定という最終節FC東京戦を内村圭宏の2発で制し2007年以来のJ1昇格を決めました。この試合は高校受験直前ということで私は地元の学習塾の講習を受けておりリアタイ視聴は叶わず。帰宅後ニュースで昇格の報せを知りました。しかし北海道のローカルテレビは昇格翌日は選手が出演して大盛り上がりだったのを覚えています。

 

2012年~2015年6月

2011年の函館開催で勝利を見届けた私は、サッカー面白れえじゃん!また来年コンサが函館来たら絶対観に行こう!と意気込んでいましたが、2012年からJリーグクラブライセンス制度を導入。函館市千代台公園陸上競技場はライセンス基準を満たしていないとして年1の函館定期開催がなくなってしまいました。コンサドーレの試合を観れる貴重な機会である地元開催もなくなり、私自身も高校進学により部活動で忙しくなったのもあり、徐々にコンサドーレのことを気にしなくなってしまいました。結局J1リーグを戦った2012年、再びJ2リーグに戦いを移した2013年~2015年に関しては1試合も試合を観ることはありませんでした。稲本潤一(現相模原)や小野伸二加入でにわかに北海道が盛り上がったのは覚えていますが、札幌ドームや厚別にわざわざ見に行くほどではなかったので、当時はそれまでだったということです。

 

2015年6月~2016年8月

すっかりJリーグへの興味を失っていた2015年4月に私は高校卒業し、大学進学に伴い18年間慣れ親しんだ北海道を離れ上京しました。東京での生活にも慣れてきた2015年6月、ふとJリーグの試合でも観に行ってみようと思い立ちました。今思い返してもどういう風の吹き回しでそう思い立ったのかがいまいち思い出せないのですが。それで見に行ったのが2015年J1リーグ1stステージ第17節FC東京-清水@味の素スタジアムの一戦。この日は当時FC東京に所属していた武藤嘉紀(現エイバル)のJリーグラストマッチで、味スタは超満員。スタンドを覆うコレオグラフィー、FC東京・清水合計5ゴールが決まる展開に感動し、この試合をきっかけにJリーグ観戦が趣味に加わりました。2015年6月からは暇があれば味スタに赴きFC東京の試合を観に行き、結果的にゴール裏で試合を観るようにもなりました。何故FC東京だったのかというと当時都民だったからです。単純ですね。

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しかし翌2016年、FC東京は前年年間4位という好成績を残したマッシモ・フィッカデンティ監督(現名古屋)を解任し、城福浩監督(現広島)を就任させます。案の定低迷する羽目になります。低迷する分にはいいのですが、失策を繰り返すフロントや、ゴール裏中央に居座る私腹を肥やすことしか能のない連中と同じスタジアムにいることへの嫌気が差してきてしまいました。結果徐々に味スタに赴く回数も減り、サッカーを楽しめなくなってしまいました。

 

2016年8月~(札幌サポ1年目)

そんな中、2016年8月になりました。当時学生というお気楽この上ない身分だった私は避暑も兼ね、お盆休みに親戚が一堂に会するタイミングで北海道に帰省しました。この時既に実家は北斗市から両親の故郷でもある千歳市に移っており、札幌へも楽に行き来ができる権利を手にしていました。ちょうど帰省のタイミングで地元のクラブ・北海道コンサドーレ札幌のホームゲームが開催されると知り、折角だしということで行くことになりました。それが2016年J2第29節山形戦@札幌ドームでした。結果は都倉賢(現長崎)の2ゴールもあり3-1の快勝。この試合はゴール裏の端で応援していましたが、非常に楽しいゲームでした。結果もそうなんですが、札幌ドームのホームゴール裏には私腹を肥やすために居座るビジネスサポーターもおらず、熱心に応援するサポーターが浮いてしまうような雰囲気もありませんでした。全員が愛するクラブのために温かく熱い声援を送る雰囲気に甚く感激しました。この試合でゴール裏でピッチ上で戦う選手のために声援を送る楽しさを思い出すことができ、これからは北海道コンサドーレ札幌のサポーターとして生きていこうと心に決めたわけです。

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この試合の後、東京に戻り札幌の関東アウェイには是非とも参戦しようと日程を調べたものの、この時点でほぼ関東アウェイは消化済みで、残すは2016年J2第41節千葉戦@フクダ電子アリーナだけでした。「あの」千葉戦です。当時札幌は圧倒的強さでJ2首位をひた走っていたので、まさかこの当時はあの試合があんなことになるなんて思いもしていなかったのですが、とにかくこの試合だけは絶対に行こうと腹に決めました。そしてスカパーを契約。自宅にCSアンテナはありませんでしたが、オンデマンドで観ればよしということで、毎月学生のご身分においては高い金を払って札幌の試合を合法的にリアタイ視聴できる環境を整えました。おかげで毎週末サッカーを観るという楽しみを取り戻すことができました。

そして迎えた2016年最初で最後の関東アウェイ・千葉戦。夏場までJ2首位を独走していた札幌も終盤に失速、2位清水、3位松本の猛追を受けて昇格争いは大混戦と化している非常に大変な状況で迎えた大一番。しかもこの試合勝てば他会場の結果次第では札幌の昇格が決まるとあって、関東そして北海道からも札幌サポが千葉の地に集結。アウェイゴール裏のチケットは昇格が懸かるとなった途端に完売。アウェイエリア拡張の上での追加販売分も完売するというチケット大争奪戦となりました。私はこの試合は絶対に行くという強い意志を持っていたので、争奪戦開始前の発売直後にチケットを確保していたので全く問題はございませんでした。赤黒縦縞のサポーターが千葉のホームフクアリの1/4を埋めたあの試合、私はどこにいたかというと、ゴール裏中心部1F上段に陣取りました。札幌のゴール裏こそ2回目、まして中心部なんで初めてでしたが、FC東京のゴール裏を経験していたためゴール裏耐性は十分についており、YouTubeで札幌のチャントを一通りというかほぼ全て覚えていたので余裕でした。あとはどれだけ跳んで叫んでも浮かない環境で応援したかったってのもあります。当時は血気盛んでしたからね。今もか。とにかく前日夜から不眠不休で始発に乗りこみ早朝にフクアリ待機列を確保した甲斐がありました。

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このゲームの結果については語り尽くされているので最早わざわざ言うまでもないかと思います。とにかくあの後半アディショナルタイムに内村のシュートがゴールネットを揺らした瞬間のゴール裏の大熱狂、試合終了後の敵地に響くWe Are SAPPOROコールは忘れられません。歓喜のあまり声が出ないという経験をしたのはあれが初めてでした。

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結果的に他会場の結果(清水が敗れれば41節終了の時点で昇格決定だったものの、清水は勝利)によって残り1試合を残しての昇格こそ決まりませんでしたが、最終節しっかりと金沢と引き分けたことによって2011年以来の昇格、そして2007年以来のJ2優勝を決めました。そして最も印象深い2017年を迎えることとなります。

 

……というここまでが前史および前半です。残る2017年~2021年については後編の記事に持ち越したいと思います。思ったより長くなりそうなので。ではまた次回。

 

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2021天皇杯2回戦

 

今日は天皇杯2回戦計26試合が開催されました。スカパーも契約していなければ自宅のテレビはBSも見れないため、完全にTwitter頼みの試合の追い方でしたが、なかなか面白い試合が各会場で繰り広げられていました。札幌の試合含め何試合かピックアップして語っていきます。

 

 

札幌 vs S仙台 @札幌厚別

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札幌の天皇杯初戦の相手はJFL所属・宮城県代表のソニー仙台。札幌はJ1昇格後の2017年以降、いわきFC福島県代表/東北リーグ)やHonda FC静岡県代表/JFL)に敗れるなどジャイアントキリングの餌食になった歴史があり、今年もそうなってしまうのではないかとビクビクしていました。

悪い予感というものは当たるもので7分にS仙台の内野に先制ゴールを許します。札幌は14分敵陣PA前で獲得した直接FKのチャンスを小野伸二が見事に決めて同点。しかし16分に再び内野に決められ再び勝ち越しを許します。17年と19年の惨敗の記憶が脳裏に蘇りましたが、直後にルーカスが同点ゴール、さらに高卒ルーキー中島大嘉が連続ゴールを決め鮮やかに勝ち越し4-2で折り返し。56分にS仙台佐藤に決められ1点差に詰め寄られますが、84分に中島大嘉がハットトリック達成となるゴールを叩き込みダメ押し。合計8点を取り合うノーガードの殴り合いのようなゲームは札幌が勝利し3回戦に駒を進めました。

特筆すべきは中島のハットトリック。アマチュア相手とはいえ久々に頭から出場しハットトリック達成は見事としか言いようがありません。流石国見高校のエースストライカー。あとは小野伸二のFK。普段なら福森が蹴るところですが、福森はベンチスタートだったため前半からプレースキッカーはこのレジェンドが努めました。相手GKが一歩も動けない鮮やかなFK。天才にとってみればイージーなFKだったかもしれませんが、流石です。

マチュア相手に3失点という課題は残りますが、まあ一発勝負の天皇杯は結果が全て。1か月後の3回戦にも期待ですね。

 

FC東京 vs 順天堂大 @味フィ西

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天皇杯といえば大学生チームの躍進も見どころの一つ。ここ最近だと2018年第99回大会でガンバ大阪を破った関西学院大や2019年第100回大会で東京ヴェルディガンバ大阪を立て続けに撃破した法政大が話題になりました。

2回戦に登場した東京都代表の順天堂大。相手はJ1の強豪FC東京でした。FC東京は9分に永井のゴールで先制するも、徐々に順天堂大にペースを握られると88分に白井のゴール同点に追いつかれ延長戦へ。延長前半にFC東京はPKを献上するとこれをFC東京U-18の小林が沈めて勝ち越し。結局このままタイムアップ。大学生がJ1クラブを破るジャイアントキリングが今年も起こりました。これでこそ天皇杯だな!

 

川崎F vs 長野 @等々力

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ここまでJ1リーグで敵なしの強さを誇る川崎フロンターレ天皇杯初戦の相手はJ3リーグ所属・長野県代表のAC長野パルセイロ。昨季長野はJ2昇格争いまで最後まで絡んだクラブですが、今季J3でわずか1勝と苦戦を強いられています。そんなマッチアップだし川崎が10-0くらいで勝つのではと組み合わせを見た時思いましたが、何が起こるのかわからないのがこの天皇杯。先制したのはなんと長野で42分に藤山のゴールが決まります。後半も川崎は得点を奪えず、J1が束になってかかっても勝てない相手にJ3のクラブが勝つのか!と思われた後半ATに橘田が土壇場の同点ゴールを決めて延長へ。結局PK戦の末川崎が辛くも勝利しましたが、あの絶対的王者川崎Fですら格下相手に追いつめられるのだと、改めてこの天皇杯の恐ろしさを感じたゲームでした。

 

横浜FM vs Honda @ニッパツ

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JFL所属ながら、2年連続天皇杯ベスト8進出というアマチュアの雄・Honda FC。2回戦の相手は横浜F・マリノス。かつて札幌や浦和など数々のJクラブを破ってきたHondaとJ屈指の強豪横浜FMの一戦の注目度は高くNHKでも中継されました。

28分にPKを獲得したHonda。蹴ったのはなんとGKの楠本。これを見事に決めてHondaが先制。ポステコグルー監督がセルティックの監督就任に伴ってこのゲーム限りで退任の可能性も浮上していた横浜FMも67分にエウベルのゴールで同点としますが、90分で決着はつかず延長戦へ。102分、レオ・セアラがゴールを奪い横浜FMが勝ち越し。あのHondaも横浜FMには流石に敵わないのか……と思われた矢先106分に岡﨑のゴールでHondaが同点に追いつきPK戦へ。このPK戦もHondaの選手が全員決めてPK5-4で決着。Honda FC被害者の会に横浜F・マリノスさんも入会です。ようこそ!

横浜FMも後半から主力級を投入したんですが、やはりHondaは強かった。もはやHondaに負けるのはジャイアントキリングじゃないって言われてるくらいだし。やっぱりルークスよりN-BOXだし、ノートよりフィットだし、セレナよりステップワゴンだよな。

札幌サポ的目線から言えば、週末にルヴァン杯プレーオフ2ndレグが控えている中で、主力を引きずり出し120分+PKで横浜FMを疲弊させてくれたのは本当にありがたい。2年前に恩を売っておいてよかった。

 

その他の会場

J1・ベガルタ仙台J3・いわてグルージャ盛岡岩手県代表)に0-1敗れ、J2・ヴァンフォーレ甲府北信越リーグ・福井ユナイテッドFC(福井県代表)に後半ATに2点を決められ1-2で逆転負けする等、ジャイアントキリングが発生。さらに勝利はしたもののJ1・湘南ベルマーレJFLFC大阪大阪府代表)にPK戦まで、J1・大分トリニータJFLホンダロックFC(宮崎県代表)に後半追いつかれ、延長戦までもつれるなど各地でジャイアントキリング未遂が起こった2021年天皇杯2回戦でした。

あとは、個人的に注目していた北海道代表・FC十勝スカイアースは、J2・ジュビロ磐田に0-3で敗れ3回戦進出は果たせませんでした。残念。しかし1回戦でJ2・ブラウブリッツ秋田に勝利し、天皇杯の歴史に勝利という大きな爪痕を残してくれました。十勝の天皇杯は終わってしまいましたが、ここからはリーグ戦、そして地域CLに向けて頑張っていって欲しいと思います。

 

ジャイキリは傍から見てれば滅茶苦茶面白い、という話

上位カテゴリーのクラブが下位カテゴリーのクラブに敗れるという番狂わせ、所謂「ジャイアントキリング」が発生するのがオープンカップトーナメントである天皇杯の醍醐味ではありますが、このジャイキリはいざ自分の応援しているクラブがやられると本当にたまったもんじゃないですが、他のクラブがやられている様、もしくはやられそうになっている様を見るのは非常に面白いんですよね。これは性格が悪いからというわけではなく、個人の能力が上位カテゴリーのクラブの選手に比べたら明らかに劣る中で、普段のリーグ戦では対戦しない上位のカテゴリーのクラブを喰ってやろうという気迫であったり、たとえ敗れたとしても失うものがない下位カテゴリーのクラブが普段の力以上のプレーを見せて上位カテゴリーのクラブを追いつめるという光景を見ることができて楽しいんですよね。

天皇杯といえば「元日国立決勝」くらいしか盛り上がってくれませんが、序盤戦で普段日の目を見ないJFL以下のカテゴリーのクラブや大学生サッカー部が躍動する様も非常にエキサイティングで面白いんです。だからスカパー・BSでカバーしきれないゲームは実況なしでもいいんでYouTubeとかで配信してくれませんかねえ?

 

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2021 J1第13節~第17節+ルヴァン

最近仕事で試合をリアルタイム視聴できなかったのと、疲れて仕事から帰ってきて追っかけてフルタイム視聴する気力とそれを見てブログを書く気力を完全に失っていたので1か月以上更新を放置していました。気力とやる気が足りていない。とりあえずは最後に更新した湘南戦以降の試合のことでも手短に書いていきましょうかね。

 

 

J1第13節 vs.徳島

酷暑かつ強風の中でのゲームで、前半から上手くいかず先制点を許す非常に苦しいゲームでしたが、後半にアンロペの2発で逆転し、徳島の地で貴重な勝ち点3をゲットできました。後ろから繋ぐ形がほぼできず、2017年に残留した時のようなBOURYOKUで無理やり勝ったようなゲームではあったものの、こういう割り切って試合を進めてゲームをものにするという力は大切だと思います。これをバックアップ戦術として持てていれば自分たちの本来の戦いがハマらなかった時、いざとなれば切り替えが可能になるので。BOURYOKUに依存しすぎるのは勿論禁物ですが。

 

J1第14節 vs.川崎F

昨季等々力の地で川崎の無敗記録を止めた札幌。この試合は川崎の連続無敗記録更新が懸かっていたということもあり注目のゲームでしたが、やはり今季の川崎は強かった。札幌も善戦こそしたものの無得点。あの終盤で小林悠投入は反則過ぎないか?誰か川崎を止めろ(他力本願)。

 

J1第15節 vs.清水

久々のホームでのリーグ戦。相手は今季苦しんでいる清水だったので何が何でも叩いておきたかったところでしたが、しっかりと2-0で勝ちきってくれました。特に2点目の金子のゴールは素晴らしかった。右からカットインしてあのシュートが打てるのが金子の魅力なんだよな。開幕節以来ゴールがなかったので本人も嬉しかっただろうし、サポーターも嬉しかったです。ミンテはまあ……出場停止明けにまたチームの力になって欲しいとは思うが、まずは自信を取り戻してもらうのが最優先な気がする。

 

J1第16節 vs.鳥栖

一進一退の攻防を繰り広げるもスコアレスドロー。過密日程のことと、今季好調の鳥栖相手ということを考えると決して悪くない結果ではあるけどやっぱりホームだし勝ちたかったところではあった。特に後半は攻めれてたし。

 

J1第17節 vs.柏

代表ウィーク突入前の最後のゲームは荒れました。非常に綺麗な流れから小柏が決めて先制したものの、自陣PA内でのファウルがVARでPKになり同点。前半終了間際には大八のゴールが一度オフサイドと判定され、札幌ベンチ大激怒。こちらもVAR介入でゴール判定になったものの、前半アディショナル10分という前半からいわゆるふざロス。後半もファウル祭りでまあ笛が鳴ること鳴ること。それでも前半のリードを守り切った札幌が試合を制しリーグ3戦不敗で気持ちよくリーグ中断期間に入ることができました。過密日程の最終盤だったので、まあマンツーマンで行こうと思えばディレイ気味になってしまうのは致し方ないとは思うけど、自陣深いところではあんまりやって欲しくなかったなあ。後半の終わりは見てて死ぬかと思った。

 

ルヴァンカップ

アウェイ鹿島(現地)の0-3で、当時のチーム状況のこともあり一時はどうなることかと思いましたが、その後福岡と引き分け、鳥栖に勝利したことによりグループリーグ突破を確定させることができました。残るホーム鹿島戦は札幌ドームのホヴァリングステージのトラブルが最大の見せ場でスコアレスドロー。グループAを2位で突破することになりました。プレーオフは昨季プライムステージPK戦の末敗れた因縁の相手横浜FM。ホームでの第1戦で先制する幸先良いスタートでしたが、前半終了間際に追いつかれそのままのスコアでタイムアップ。1-1でアウェイでの第2戦を迎えることになりましたが、アウェイゴールを割られてしまったのは結構ダメージがでかいですね。横浜相手にアウェイで勝つか2-2以上のスコアで引き分けることが残り90分でプレーオフを突破するために求められる条件。厳しいですが、昨季の雪辱を晴らすことができるよう祈ります。

 

代表ウィーク明けは試合ごとに書けるよう頑張ります。。。

 

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