"3 from 1" プレイリスト大解剖 Part.2

前回の続き。

 

 

サカナクション

私がサカナクションというアーティストを知ったのは「新宝島」がきっかけで、しかもMVの間奏のステップ*1をネタにしたミーム動画という不真面目っぷり。ファンの方がこれを読んで気を害されたなら申し訳ない。しかしながら真面目に聞いてみるとロックサウンドとシンセサウンドが見事に融合した名曲で、今では曲そのものが好きになりました。「バッハの旋律を夜に聴いたせいです」と「ミュージック」は全編にわたりゴリゴリにシンセサウンドがフィーチャーされている一曲。どちらの曲も音はもちろんのこと、サビでコーラスが入って滅茶苦茶な盛り上がってやかましくなる感じが最高of最高ですね。

 

椎名林檎 / 東京事変

「丸の内サディスティック」は椎名林檎の1stアルバム「無罪モラトリアム」に収録されている一曲ですが、この歌詞を18歳にして書き上げたという事実を知りすげえなあとしか言いようがなかった。「御茶ノ水」「銀座」「後楽園」といった丸の内線の駅名が登場するのが特徴的。東京事変名義で出している「群青日和」も「新宿」という東京の地名が歌い出しになっていますね。都会の曲だ*2。「電波通信」はラジオでかかっていて知った曲。疾走感のある曲調で一発で気に入りました。

 

スキマスイッチ

「あまりメジャーになりすぎない」という精神に則り比較的マイナーどころから選曲。「view」はスキマスイッチの1stシングルに収録されたまさに名刺代わりの一曲なんですが、「奏」とかに比べていまいち知名度なくて悲しい。「吠えろ!」は2021年リリース。何もかもうまくいかねえ…っていう時に聴くと元気を貰える応援歌ですね。「雨待ち風」は「奏」に匹敵するくらいの名作バラード。しかしこれも知名度がない。なんで?(殺意)

 

スピッツ

大学時代実家に帰省したら母親がスピッツの30周年アルバムを買っていて、それを自分のPCに取り込ませてもらい聴いているうちにハマりました。その30周年アルバムから3曲をセレクト。「楓」は言わずと知れた名作バラード。これは自慢なのですが、私はこの曲をカラオケで原曲キーで入れてDAMで93点を出したことがあります。「ホタル」はどこか切なさを感じるメロディーが性癖。スピッツといえば「空も飛べるはず」「ロビンソン」とかどっちかというと落ち着いた感じの曲がヒットしてきましたが、「夢追い虫」はロックな、重厚なサウンドで作られています。本来はこういう路線を目指したかったらしいですけどね。この系統でいくと30周年ベストアルバムに収録の「1987→」なんかも好きな曲です。

 

高橋優

私が高校生の時アルキタ*3のイメージキャラクターに高橋優が起用されてて、「今を駆け抜けて」をテレビCMソングに使用されてたのが印象に残り聴くようになったアーティスト。高橋優は社会の下層に淀んでいるものをテーマにその声なき声を拾い上げる代弁者みたいなところがあるなと思っていて、その上辺だけではないリアルな叫びに惹かれているのだなと感じています。以前友人「高橋優みたいな感情むき出し系が好きならサンボマスターも好きになるんじゃない?」と言われて聴いてみたんですが残念ながら刺さらなかったんですよね。それは高橋優みたいに感情むき出しの歌声の裏側に共感できるリアルな質感を感じられなかったから。プレイリストには冒頭触れた「今を駆け抜けて」と「現実という名の怪物と戦う者たち」、「旅人」を選曲しました。特に「旅人」はここ数年で一番刺さった曲です。

 

今日はここまで。あと2回続きます(予定)。

 

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*1:通称・新宝島ステップ

*2:田舎者特有の感想

*3:北海道ローカルのアルバイト情報誌