京都遠征記
京都サンガF.C.が2020年にこれまで本拠地にしていた西京極から亀岡の球技専用新スタジアム・サンガスタジアム by KYOCERAへ本拠地を変更、翌年にはかつて湘南を指揮しルヴァンカップ優勝に導いた曹貴裁監督を迎えJ1昇格を果たしました。サッカーは専用スタジアムで見るのが一番だし、ピッチとフィールドの距離が近ければ近いほどよいと考えている私は京都昇格の報せを聞いてから何としてでも京都には行きたいと強く思っていました。そして2022年シーズンの日程が発表となり、なんと札幌と京都がグループステージ同組と相成り、しかもなんとアウェイ京都戦は水曜開催。平日と都合合う日曜くらいしか現地に行くことができない私にとっては水曜開催はまたとない機会。ということで京都遠征してきたのでここに記していこうと思います。
- 2年半ぶりの遠征
- 京都到着
- 亀岡へ向かう
- サンガスタジアム by KYOCERA
- 前半はよかったが…
- 2-0は危険なスコアとはよく言ったものです
- 悔しさの中に希望を見出せた90分
- 京都市内へ戻る
- 京都から出社
2年半ぶりの遠征
2020年から続く疫病パニックのおかげで2020年・2021年ともに2試合しか現地観戦が叶わず、しかもいずれも関東アウェイ*1。最後の遠征が2019年11月末の鳥栖遠征、泊まりの遠征となると2019年10月頭の吹田遠征と、遠征という行為からかなり遠ざかっていたのでやや緊張しながら出発。今回はJR東海の往復新幹線+ホテルのパック*2を購入してたので東京駅から新幹線で京都へ向かいます。
本来なら京都に行くんだったらのぞみに乗るのが然るべき行き方なんですが、行きの新幹線をのぞみにしてしまうと意外と値段が高くなってしまうことが判明。なので行きは時間もあるということでこだまでチンタラ行くことにしました。のぞみだと2時間15分くらいですが、こだまだと3時間半かかります。しかしながらのぞみと違ってスカスカで快適。京都着く頃には1車両貸切状態でした。座席を思いっきりリクライニングさせブログ書いたり本読んだりいいように過ごさせてもらいました。
京都到着
15時30分頃に京都到着。
この日のキックオフは18時30分。座席は指定なので急ぐ必要はなくキックオフ1時間半前に着ければOK。そこから移動時間も考えるとスタジアムに向かうにはまだ微妙に早い、ということで本来予定にはなかったのですが駅前すぐのところに真宗大谷派の総本山である東本願寺があるということなので向かってみることにしました。
着いてまずそのスケールの大きさに圧倒されました。流石京都、格が違います。阿弥陀如来像が安置されている阿弥陀堂を見学した後、浄土真宗の宗祖親鸞の御真影が安置されている御影堂で僧侶の読経を見学しました。滞在時間はほんのわずかでしたが、金箔で飾られた内装の美しさに驚くとともに、木造建築特有の木の香りとその空間の神聖さに心を洗われたような気がしました。来てよかった。
亀岡へ向かう
東本願寺を後にし京都駅へ。
京都駅の内装がなんか東京国際フォーラムっぽい。
JR嵯峨野線に乗ってスタジアムのある亀岡へ向かいます。嵐山*3、保津峡*4を通り約30分で亀岡駅に到着。
サンガスタジアム by KYOCERA
亀岡駅から外に出ると強風かつ雨。どうして降らないって予報だったのに降ってるんですか(電話猫)。まあ雨はすぐ止んでくれました。駅から歩くことものの数分でスタジアムに到着。
アウェイ席の入場ゲートは正門の反対側なのでスタジアムの外周をぐるっと歩いたんですが、ボルダリングジムや保育園、貸会議室、コワーキングスペース、3on3バスケコートも併設されており新時代の多目的スタジアムって感じがしました。
いよいよ入場。雰囲気としては吹田のパナソニックスタジアムに近いですがそれに比べるとかなりコンパクトだなというのが第一印象。そして今回は最前列を確保していたのでピッチが目前。選手の声が聞こえてきますし、ペナルティエリア内のプレーが目と鼻の先で展開されるので迫力満点。サッカーの真の面白さを身をもって感じることができます。これだから専用スタジアムは最高なんだよな。6万人入る選手が豆粒程度にしか見えないクソでかい陸上競技場なんかより、2万人しか入らないけど選手との距離が近いスタジアムをこれからどんどん増やしていって欲しい。
ただスタジアム内外ともにスタグルは若干貧弱な気がしました。
札幌のように選手とのコラボメニューを出して頑張っているなとは思いましたが、これといって引っかかるものはなかったですね。平日開催だったから縮小されてたのかも?ちなみに上の画像はアピタウィア久選手とコラボのハラミ丼。ご飯の上に敷き詰められたハラミの上にガーリックチップが塗されて非常にパンチが効いてました。
前回試合前に飲酒して勝ったので今回も飲酒していく。ちなみにサッポロじゃなくてアサヒでした。
前半はよかったが…
試合は18時30分キックオフ。スターターはGK中野小次郎、DF井川空・岡村大八・中村桐耶、荒野拓馬・西大伍の2CMF、右WGルーカス フェルナンデス、左WG田中宏武、最前線が青木亮太・ドウグラス オリヴェイラ・ミラン トゥチッチ。リザーブは松原修平・西野奨太・檀崎竜孔・藤村怜・ガブリエル シャビエル・漆館拳大・中島大嘉。前半早々札幌が京都陣内に攻め込み怒涛の攻撃を仕掛けます。そして前半早々にこぼれ球に反応したルーカスが押し込み先制、その後セットプレーから大八が頭で合わせ追加点。点を取るべき時間帯に点をとることができました。しかし20分すぎから徐々に京都にペースを握られると、京都の福岡に弾丸シュートを決められ失点、1点差に詰め寄られます。その後も裏を突かれて危ないシーンを何回も作られますが大八が最後の最後で頑張ってくれて凌ぎ前半終了。
後半も一進一退の攻防が続きましたが、京都がシステム変更を行った上でマルティノスを投入すると一気に流れが京都に傾き2失点を喫し逆転を許します。一方の札幌も京都の選手交代とほぼ同じようなタイミングで選手交代の手を打ちましたが、交代した途端にパスがずれ始め、そこを掻っ攫われての失点となってしまいました。最後まで札幌の選手は攻める姿勢を見せてくれましたが、追いつくことはできず2−3での悔しい敗戦となってしまいました。
2-0は危険なスコアとはよく言ったものです
この前の柏戦と完全に逆パターン。前半早々に2-0なった時にもしやと思いましたがやっぱりそうなりました。やはり2-0は危険なスコア。だからこそ前半の完全札幌ペースの時間帯にあと1点でも取れていれば最低でも勝ち点1は拾えてた訳なので悔やまれます。
悔しさの中に希望を見出せた90分
ルヴァンカップグループステージの首位攻防戦をこのような形で落としてしまったのは悔やまれますが、それ以上に希望を感じることのできた試合だったと思います。高卒3年目の桐耶は左ストッパーでの先発でしたが攻守に渡って自信を感じるプレーを見せ、成長を感じました。そして本職の右サイドバックではなくボランチとして大伍が中盤の底からチャンスに繋がる、センスの塊のようなパスを供給していて本当に素晴らしかったです。宮澤がボランチからリベロに主戦場を移して以来なかなかああいう感じの選手がいなかったので今後リーグ戦でも見たいなと思いました。
この試合、前の試合であるリーグ名古屋戦からほぼターンオーバーして臨んだ試合でしたが、控え組主体でもこれだけ内容のある面白いサッカーができるようになったんだと感動を覚えました。思い返せば約1年前、同じくルヴァンカップグループステージ鹿島戦で控え組主体で望み何もできずに0-3で敗れました。それが今やこれだけのゲームができるわけですからチーム全体の成長も感じたゲームでした。ルヴァンカップはグループステージ折り返しとなり暫定3位という現状ですが、ここからの戦いも控え組の躍動に期待したいと思います。
京都市内へ戻る
試合後の選手挨拶を見届けた後は帰りの電車が混む前にとっとと出ることにし嵯峨野線の電車に乗車。
二条駅で地下鉄に乗り換え烏丸御池駅で下車、駅から徒歩5分弱のところにあるホテルにチェックイン。
新幹線+ホテルのパックの中で最安のホテルだったんですが、新しく綺麗なホテルで非常に快適に過ごせました。
晩飯は普通にコンビニ飯でもよかったし、なんならホテルの1階に松屋が入ってたんでそこでもよかったんですが外で酒を飲みたい気分だったので烏丸御池駅付近でよさげな飲み屋を探すことに。裏通りに入ったところでフードメニューが美味そうな居酒屋を見つけたのでそこに入りました。
本当はサッポロビール出る店探したかったんですけどね。妥協してしまいました。この前池袋西武でやってた北海道フェアでサッポロクラシック6缶パック買ったのでゆるして。
京都から出社
翌朝。10時にホテルをチェックアウトし地下鉄で京都駅へ。個人消費用の生八ツ橋と職場の仲のいい同期と後輩に配る用のお菓子を購入し東京行きの新幹線に乗車。
帰りは流石にのぞみです。
行くときは3時間半かけてきた道をわずか2時間10分で戻り東京駅に到着。この日は14時から仕事だったので遠征の荷物を持ったまま京都からの遠征帰りで直出社となりました。普通に仕事はできましたがラスト1時間は結構辛かったです。移動疲れ。
ということで2度目の関西遠征は以上となります。京都のスタジアム、とてもよいスタジアムだったのでまた行ける機会があれば是非行きたいと思います。
来月は22日にヤマハスタジアムでリーグ磐田戦がありますが、その日無事有休を取得できたので次回は磐田に行ってきます。
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