劇的な何かが起こる日立台

2022年のJリーグが先月開幕しました。我らが北海道コンサドーレ札幌は開幕から公式戦3戦無敗*1をキープしている中、3月2日にルヴァン杯グループステージの柏レイソル戦を迎えました。会場は柏のホーム三協フロンテア柏スタジアム、通称「日立台」。この関東開幕戦*2に参戦してきました。

 

 

4年ぶりの日立台

現地参戦は昨年4月のアウェイ鹿島戦以来になるので実にほぼ1年ぶり。柏現地参戦となると学生時代まで遡り2018年*3以来4年ぶりになります。まずは都内に出て日暮里へ。日暮里からは常磐線に乗り柏駅に到着。

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柏駅からは徒歩で日立台へ。日立台へはこれまで3回足を運んでいましたが毎回住宅街の中で迷子になり遠回りしてしまうというのが恒例行事になっていたんですが、今回は流石に迷うことなく到着。

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開場時間から遅れること30分後に現着したんですが、平日ナイターということもありまだ席は選び放題。あえてUSの至近には陣取らずゴール真裏の場所を確保。この席がゴールが決まった時一番興奮できるんですよね。2017年のヘイスのゴールも、2018年の都倉のゴールもこの辺の位置から見ています。

 

試合前の腹ごしらえ

腹が減ってはなんとやらというのでアウェイ売店で柏のもつ煮とハイボールを購入。

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一般的なもつ煮と異なり豆腐ではなく厚揚げが使われているのが特徴的。美味しかったです。

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ハイボールを飲んだら麺が欲しくなってしまったので焼きそばを追加。まあ普通のソース焼きそばです。

日立台名物

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日立台といえば試合前のパートナー企業のCMタイムで日立グループ*4のかの有名な「この木なんの木」が流れます。これが1回とかならいいんですが隙あらば流れているイメージがあり、その洗脳ソングっぷりに恐れたという記憶があったのですが、いざ行ってみるとせいぜい3回くらいでした。それでも多いと言われれば多いんですが、洗脳されるレベルとかではなかったですね。なぜそんなありもしない記憶が植え付けられていたのか。不思議ですねえ。

 

試合前練習開始

そうこうしているうちにGK→FPの順で札幌の選手が登場。

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日立台はスタンドとピッチの距離が異常なくらい近いので普段実感することのない選手の体のデカさに驚くこともしばしば。その最たる例がク・ソンユン、身長でかくて体も滅茶苦茶がっしりしてて思わず圧倒されたのは非常に印象深いです。そのソンユンよりも身長があるのがこの日GKを務めた中野小次郎なんですが、思った以上に体が細くてびっくりしました。私はソンユンくらいあるもんだと勝手に思っていたので意外でした。

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みんな大好きウリさんこと鈴木ウリセス通訳もこの至近距離。

試合開始1時間前くらいから日立台は雨に見舞われ一時降りが強くなる時間帯こそありましたが、それはほんの一瞬でその後は降っても小雨程度に落ち着いてくれました。

 

前半キックオフ

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GK小次郎、井川・大八・菅の3バック、右WB柳、左WB宏武、荒野・深井の2CMF、ミランと青木・ドドの1トップ2シャドーというスターター。SUBは阿波加・桐耶・檀崎・小野・藤村・漆館・大嘉。

先制は柏。19分に左サイドから抜けた柏の升掛に井川が付きますが振り切られてしまい小次郎との1対1を決められ失点。一瞬相手より前に出て止めれそうな状況を作り出しただけにあそこは負けてはいけない場面だったかなと思います。

続く24分にも井川が跳ね返したボールを柏の選手に拾われ上げられたクロスをまたも升掛が頭で決めて早くも2失点。井川は直前の相手からのクロスを跳ね返すところまではよかったんですが、その後相手にボールを持たれたあとにすぐに自分のマークに戻ることができず結果升掛を完全フリーにしてしまいました。

札幌も後ろから繋ぎ時折りゴールに攻め込む場面こそ作りましたが決定機らしい決定機をあまり生み出せず前半は0-2で折り返しました。

 

寒いからなんか食うか

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前半まあそこそこ寒い展開でもありましたし、そもそも気温が低く大分体が冷えていたのでコンコースの売店に何か温かいものを買いに行くことに。試合前に食べたもつ煮をおかわりしようかなと思いましたがコンコースに着いた時点で結構な長蛇の列になっていたので隣の空いていたカレー屋台でレイソルカレーを購入。ルヴァンカップなのでルヴァンのトッピング付き。ひき肉ベースのカレーは食べ応え十分。トッピングのトマトとの相性も抜群。非常に美味しうございました。

 

後半

後半頭からは井川に代えて檀崎を投入。前半の出来からこの交代は致し方なしか。しかし前半時折いいプレーも見せていたので次回出場時に期待。そしてこの悔しさを晴らして欲しい。

後半はほぼ札幌がボールを持ってペースを握る展開。CKを獲得する場面も多く生まれるようになると56分のCKからのこぼれ球を宏武がクロスで上げると大八の折り返しを深井が頭で決めてゴール。1点差に詰め寄ります。

しかしその後得点は生まれず後半あと5分となった85分、この日途中から入った桐耶が左サイドから上げたクロスをファーで待ち構えていたこちらもこの日途中から入った大嘉が頭で決めて同点。その5分後、ペナ左で獲得したFKで菅の上げたボールをまたも大嘉が頭で合わせ逆転。わずか5分間で戦況をひっくり返してしまいました。

その後のAT、最後の最後に柏のFKから大ピンチが生まれましたがなんとかこの1点リードを守り切りタイムアップ。

3-2、終盤の逆転劇で2022シーズン公式戦初勝利を挙げました。

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劇的な何かが起こる日立台

思えば日立台での柏戦はなにかと劇的な展開になりがちな気がします。古くは2006年の0-2からのフッキ・相川・中山の3連弾での逆転劇*5。2017年はヘイスのFKで追いついておきながら最終盤で右CBのミンテ*6が当時柏のクリスティアーノにぶち抜かれて劇的な敗北。2018年は最終盤で都倉が決める逆転劇。そして今回の逆転劇。日立台には底知れぬアレがありますね(糸井嘉男並みの感想)

 

現地連敗ストップ!

この勝利で2020年シーズンから続く現地連敗記録を4で止めることができました。最後の現地勝利が2019年のアウェイ鳥栖戦だったので実に823日ぶりの現地勝利。長かった。正直前半終了したときは今日も負けるんだと覚悟していたので本当に嬉しいですね。感無量です。

 

次はリーグ戦で勝利を

このゲームは主力組を温存し控え組主体で臨んだゲーム。正直どうなるかと思いましたが見事に勝利を収めるという結果となりました。特に大八のプレーが素晴らしかったです。1対1の守備ではファウルを貰わずに奪い切り、ボールを失いピンチになった時のカバーリングも迅速かつ正確。守備面では言うことなし。あとはさらにパスセンスが磨かれれば宮澤キャプテンの後継者となる日も近いと感じました。サブ組の躍動を見ていた主力組は奮起しないといけないでしょう。次のリーグ戦では控え組が作った勢いのまま、リーグ戦でも今季初勝利を掴んで欲しいですね。

 

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*1:ただし3分

*2:関東エリアにおけるその年最初の公式戦のこと

*3:この年の柏戦は午前中に品川で札幌のトップパートナーである某企業での選考を受けてから午後に柏に移動しリクスーの上にユニフォームを着るというスタイルで応援したのが懐かしいですね

*4:柏レイソルの母体

*5:YouTubeに上がってたJリーグ公式アーカイブ映像で知りました

*6:当時はCBとして覚醒前