スプリングシーズン開幕

1月30日~2月7日の北海道ツアーを終え、残り2日間の休みを自宅での完全休養に充て、休み明けは北海道ロスに苛まれながら地獄のような気分で仕事をしていました。しかしその次の休み*1も北海道へと赴いていました。ただしこれはスキーではなく前々から予定されていた職場の先輩同期後輩との男4人旅。

函館に行き、

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小樽に行き、

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札幌に行き、

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最後は旭川に行くという、先日のツアーで完全にすっ飛ばしていた観光スポットを2泊3日で巡ってきました。この旅行の直前までは観光なんていいから函館七飯とキロロとカムイスキーリンクスに行きたかったというのが本音だったんですが、いざ行ってみると結構楽しかったです。

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そしてその次の週の休みは流石に2週連続で北海道に行き、1か月くらい家でゆっくり休む暇もなかったということで遠出はせず、せいぜい近所のスーパー銭湯とカラオケに行くくらいで終わりました。

前置きが長くなりました。何が言いたいのかと言うと、2月6日のヒラフでの滑走を最後にスキーというものから完全に遠ざかっていたんですね。そうこうしているうちに天皇誕生日頃までパウダースノーに恵まれていた降雪地域は、その週末からの急激な温度上昇に見舞われ呆気なく入シーズンの終わりを迎えてしまいました。ハイシーズンを最後まで滑り倒せなかったのは悔やまれますが、ここに'21-'22スプリングシーズンの開幕を宣言し、春季開幕戦は湯沢エリアにある石打丸山スキー場を開催地とすることとしました。*2

 

 

石打丸山スキー場へ(1年ぶり2度目)

例によって新幹線で大宮から越後湯沢へ。越後湯沢からは無料のシャトルバスを利用したのですが月曜日だというのに東口のシャトルバスターミナルには石打行きバス待ちの長蛇の列が。列には大学生が多め。そういえば今時期は大学生の春休み期間でしたね。積み残されるのではないかと思いましたが、シャトルバスが3台体制で来てくれたおかげで無事石打丸山スキー場へ。昨年友人と来て以来2度目の訪問になりました。

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石打丸山と言えば8人乗りリフトと10人乗りゴンドラが同じ索道上を走る、日本ケーブル社が最新鋭の技術を投入して作り上げた「サンライズエクスプレス」がランドマーク。ゴンドラはいちいち板を脱ぐのが面倒なのでリフトの方で登ります。

 

チロルトリプル方面へ

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サンライズエクスプレスを降り、まずはウォーミングアップを兼ねてチロルトリプルリフトでアクセス可能なホピヒラーコースとザイラーコースへ。この日はNORDICA ENFORCER(パウダー板)ではなく、シーズンインぶりにROSSIGNOL DEMO ALPHA(基礎板)を履いたんですが、かれこれ2カ月半ぶりの基礎板なので感覚が違いすぎてかなりびっくりしました。踏んだらしっかり返ってくる感覚はパウダー板ではないもので、昨シーズンまではこの感覚が当たり前だったはずなんですが、今季はパウダー板ばっかり履いてたので逆にこの感覚が新鮮でした。なので感覚を50%くらいまで取り戻すまではこのコースを周回。雪はだいぶ終わってました。

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大丸山へ移動

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続いては観光第3エクスプレスを使って大丸山ゲレンデへ。このコースはMAX30°のフラットな1枚バーンで、長さもちょうどいいためとっても気持ちよくロングターンができます。観光第3エクスプレス改札下のトイレの壁には「スキーヤーの聖地」としてこのコースが紹介されているほどです。ある程度斜度があるゲレンデでのロングターンは今シーズンほぼほぼ避けていた*3ため、度胸と滑り方を思い出すのが必要でしたが、3~4本目くらいで感覚を完全に思い出すことができました。観光第3エクスプレスより上のバーンは朝一の雪質が「ハイシーズンの湯沢」が維持されていたのでなお気持ちよく滑ることができました。石打丸山はそこまで標高が高くないので終わりかけの雪を想像してきていただけにこれは予想外でした。

 

山頂ゲレンデへ

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大丸山である程度満足した後は石打丸山最高峰に位置する山頂エリアへ。ここはそこそこ斜度のある斜面→緩斜面1→緩斜面2という構成の山頂コースというメインバーンとその横を縫うようにして位置するメルヘンコースという初心者用コースの2つがあります。この日は学生レジャースノーボーダーが多かったのと、山頂なので雪質もいいことから山頂エリアは結構な賑わいでした。山頂ゲレンデは距離が長いので1本1本の滑走を充実させることが出来て非常に楽しいですね。ただだいぶお昼を前にしてだいぶ混んできたので一旦別のエリアへ向かうことにしました。

 

ハツカ石エリア

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サンライズエクスプレスを擁する中央エリアよりも東京寄りのベースに位置するがハツカ石エリア。昨年行った時には恐らく行かずに終わったエリアだと記憶しているので、それが正しければ今回初訪問。ベースに位置するエリアだけあって緩斜面が多めです。しかしハツカ石唯一の中級コースクルーザーゲレンデはS字型のコースで、何も考えず気持ちよく滑れる斜度。長さもまあこれだけあれば十分という感じですし、何よりこの時混んでなかったので非常に快適でした。雪はもう終焉って感じでしたが。まあこういう雪を滑るのも春って感じがしていいですよね。

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昼食

午前中1回のトイレ休憩を除き夢中で滑ってしまい気づけば9時半の滑走開始から4時間が経過した13時半。スキーによる疲れはそうでもなかったんですが、だいぶ眠気が来てたのでここで飯も兼ねて休憩することに*4。訪れたのは大丸山ゲレンデ始点横にあるレストラン「ケルン」。

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昨年1泊2日で石打丸山に行った際、2日目この店で昼食にしたんですがここのビーフシチューとソーセージが結構美味くて感動したのがすごく印象に残っていたので再訪することにしました。

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今回注文したのはガーリックライスとサーロインステーキのプレート。税込1550円。鉄板に乗ってきます*5。スキーをするパワーを十二分に蓄えることができるボリューミーなプレート。非常に美味しかったです。

観光エリアへ

飯レストを終えてそろそろ春スキーの醍醐味でもあるコブに入ろうということで中央エリアよりも長岡側に位置する観光エリアへ。昨年石打丸山訪問時、1日目は観光口から登ったのですが*6、そのとき観光第1エクスプレス横にコブが出来ていたのでそれを求めてやってきたのですが、

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コブねえじゃねえか。

そういえば前回訪問時、ここのコブで検定をやっていました。ということは去年見たあれは検定用に作られたコブ。平日に検定なんてやってるわけないのでここにコブなんて最初からなかったわけです。やられたぜ。ということで完全に徒労に終わったので仕方なく上に戻ることに。

 

再び大丸山 そしてナイター

で、どこで滑ったかというと大丸山ゲレンデ横のコブで1時間半くらい粘りました。

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まともにコブに入るのは昨年のGWのかぐら以来。あの時はだいぶ調子がよかった記憶があるんですが、やはり10カ月近くも経過してしまうと悲しいかなリセットされてしまいますね。このコブは広いのはいいんですが深くて固いのでだいぶ苦戦しました。おかげでだいぶ体力を消耗し、腰と腿がイカれ始めたので中央のベースに戻ってエナドリを飲みつつレスト。

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その後は再度サンライズエクスプレスを登り*7大丸山ゲレンデに復帰。ちょうど復帰したくらいの時間に日は沈み、ナイター営業に切り替わりました。

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内地のスキー場のナイターは昼間暖気で緩んだゲレンデが冷えてアイスバーン地獄になるのが相場なので避けていたんですが、この日は暖かすぎず寒すぎずの気温がずっと続いたため雪のコンディションが維持されていました。かつ、平日で滑走客が少なく*8バーンがそこまで荒れなかったため普通にこの時間帯でもガンガンロングターンができてしまいました。これには感動しましたね。石打丸山の平日ナイター結構アリかもしれません。

結局越後湯沢駅行きシャトルバス発車時刻の30分前まで大丸山を周回しこの日は終了となりました。

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総括

2年連続2度目の石打丸山でしたが、やはり非常にレベルの高い素晴らしいスキー場だなと再認識しました。バーンが全体的にフラットでしっかり圧雪もされてるので気持ちよく滑れます。非圧雪コース・ツリーランコースも数は少ないですが用意されており、入シーズンにオフピステのパウダーを楽しむことも可能です。また、スキー場全体の標高が低い*9というのは欠点のように聞こえなくもないですが、ベースからのアクセスが容易ですぐにゲレンデに出られることに加えて、ナイターの時間帯に冷えすぎないのでアイスバーンが作られにくく長時間楽しむことができるというメリットが生まれます。さらに飯のレベルも高い*10。欲しいものはだいたいなんでも出してくれるスキー場です。

また、JR東日本びゅうトラベルの平日自由席限定プランで行くとなんと8000~9000円の価格帯で行けてしまいます。本当に最高のスキー場ですわ。湯沢エリアで整地滑るなら間違いなくここですね。

 

新潟といえば酒だよね

18時の最終のシャトルバスで越後湯沢駅に戻るとまだ越後湯沢駅のショップがやっていたので1本新幹線を見送り日本酒を選ぶことに。で、買ったのがこれ。

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左から上善如水純米大吟醸、上善如水純米吟醸原酒、宣機の一本純米大吟醸エチゴビール*11

日本酒は全て地元湯沢に酒蔵がある白瀧酒造の商品をチョイス。上善如水は私が人生で初めて飲んだ時「マジでこれ水じゃん」となったくらい飲みやすくて、それ以来愛飲している商品です。そんな上善如水の原酒が越後湯沢駅限定で販売されていて思わず買って帰宅後すぐ冷やして飲んでみました。上善如水の飲みやすさを残しつつも、しっかりとした味と香りがプラスされるとともに、ほどよい辛みがあとからやってきて、一緒に買った柿の種との相性も抜群。これは本当に美味い酒です。おすすめです。

 

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*1:3連休でした

*2:正直北海道のパウダーの後に湯沢のパウダー入ったところでな~と思っていたのも事実。そんな心理から次スキー行くなら春の終わりかけの雪かな~と思っていたのでこれは目論見通り。

*3:パウダー板メインだったため

*4:前日22時まで仕事をして1時半に寝て当日5時に起きるというハードなスケジュールのおかげ

*5:ゲレンデで鉄板に乗った料理が食べられるのは私が訪問したところだとここと富士見パノラマの頂上レストラン「スピカ」くらいですね。

*6:中央エリアの駐車場に車をとめたはいいもののリフト券売り場がバカみたいに混んでおり、スタッフの人に観光口なら空いてますよと案内されて場内循環バスで観光エリアまで移動してリフト券を購入したため

*7:この時リフト沿いにコブがもう一つあるのを発見。帰りに滑りましたが深いですが広くて柔らかい私の好みのコブだったので最初からこっちくればよかったと後悔しました

*8:休日比

*9:ここのトップがガーラ湯沢のベースと同じくらい

*10:新潟のスキー場は飯が不味いところが多いのにここ、というかケルンの飯は本当に美味い

*11:ここにはないですが風味爽快ニシテも購入しました。新幹線の中で飲んでしまいましたが