HOKKAIDO SKI TOUR Report Day4

北海道滞在もいよいよ4日目です。

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札幌からキロロへ向かう

前日の記事を書いてからいつももようにサッポロクラシックのロング缶を空けていたんですが、どうも飲んでいる最中に寝落ちしてしまったようで気づいたら朝の6時半になっていました。寝落ちしたので勿論アラームもかけていなかったんですが元々起きようと思っていた時間に起きれたのは人間の本能なのか。にしてもやはり疲れが溜まってる。学生時代のサークルの合宿を思い出しました。前日コンビニで買っておいた朝飯を食いチンタラ準備をしてるうちに8時になったのでホテルをチェックアウト。

まずはJRで札幌駅から小樽築港駅へ。

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小樽築港駅からはシャトルバスに乗車。山道を走るバスに揺られること40分でキロロスノーワールドマウンテンセンターに到着。この日は10時にスキー場到着、16時に帰りのバスが出発なのでスピード勝負です。

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余市エリア

まずはマウンテンセンターから向かって右に伸びる余市第1エクスプレスで余市エリアへ。

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余市エリアは整地コースメイン。余市第1A線・B線の2コースを滑りましたが朝ということもありバーンも綺麗で非常の気持ちのよいロングライドを楽しめました。アップには最適。

 

朝里エリア

続いてキロロゴンドラで朝里エリアへ。朝里エリアは非圧雪バーンの割合が高いのが特徴。このエリア内だけでもエキスパートA・B、朝里第2B・C、パウダーライドという5つの非圧雪バーンがあります。豊富なパウダーが売りのキロロ。行くしかないというかもうこれ目的で行っているので向かったところ、そのほとんどがかなり斜度のきついコース。ただそういうのは前日ルスツで見たんでもう驚きません。

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これ(上の画像)が朝里第2Cで、

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これがエキスパートA。

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そしてこれがキロロ名物パウダーライド。想像以上に距離、幅、斜度のがありびっくりしました。膝下あたりまで豊富に降り積もった質の高い非圧雪パウダーがバーン全体を覆っておりそれを降りるのはもう夢みたいな感覚でした。昨日のルスツのスーパーイースト然り、キロロのパウダーライドから思ってたんですが、パウダーを楽しむためには極端なんじゃないっていう斜度のあるバーンじゃないと楽しくないですね。

 

オフピステ

昨日のルスツの非管理区域に相当するのがキロロのオフピステエリア。スキー場で安全対策はしてないけど入れるよ、ただし何かあったら自己責任ね、というコース。ルスツとの相違点は以下の3点。

①オープン時間が限定されている。*1

②当日の状況によりオープン/クローズがパトロール判断でコントロールされる*2。そのため余市エリアに設定されているフラッシュマン、スノーソーの2エリアはこの日閉鎖となっており滑れませんでした。

③エリアがしっかり設定されており入口およびコース内には標識が建てられている*3。これで迷う心配はなし。

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そんなわけで入ったのですが、函館七飯のオフピステがLv.1だとすると、ルスツはLv.10。このキロロはLv.45って感じでした。特に朝里エリアのパウダーリッジ、ガチの崖がありました。今まで比喩という形で急斜面に対して崖という表現を使ってきましたが、これはガチの崖です。

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画像だとだいぶ分かりにくいんですが斜度45度あるのではという感じの場所です。三角定規じゃねえんだぞ。他の場所から逃げを打とうにもここを降りるにはどこも三角定規みたいな場所を行く他ありません。挙句最後ゲレンデに戻る時に斜面を読み間違えゲレンデ手前の窪に突っ込み身動きが取れなくなりました。なんとか脱出できましたが、なんというか自然の恐ろしさを感じましたね。自分の能力は過信しないようにしましょう。

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長峰エリア

朝里エリアに虐められた、というか朝里エリアのオフピステに虐められたところでリフトを2本乗り継ぎ長峰エリアへ。

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長峰エリアは上にメインバーン3つ、下に虚無みたいな緩斜面1つがあるエリア。上部の左右の長峰第2A・Cはとっても気持ちの良いほどよい斜度の圧雪バーンで中央の長峰第2Bという非圧雪斜面。パウダーを楽しめるとともに、上級者向けのコブも作られています。この長峰エリアにもバーコードというオフピステがあるんですが、ここはパウダーリッジほど兇悪ではない上にそこまで食い荒らされておらず未踏のパウダーが結構残っていました。

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世の中興奮することいっぱいあるけど、一番興奮するのはなにもないところに入っていって下から見て自分がつけたトラックしかないのを見る時だよな。

まあそんなわけでオフピステもゲレンデも気持ちよく滑れる長峰エリアが個人的には気に入りました。ベースに戻る時に虚無みたいな長い緩斜面を滑らないといけないのは苦痛ですがそれ以上に上のエリアが楽しかったですね。

 

昼飯

長峰で夢中になって滑ってたら気づけば13時半。いい加減ベースのカフェテリアで飯にすることに。タイレッドカレーがあったので注文。

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こういう東南アジア系のエスニック料理大好きなんですよね。スキー場でこういうの食えるのはありがたい。味も良かったです。

 

キロロはクローズが早い

昼飯後は引き続き長峰で滑り、朝里に戻りキロロ全体の中でもだいぶ気に入った朝里第2Cとパウダーライドをおかわりし、15時20分を回ったところで本日の滑走を終了。別にこれはやる気がないからではなくナイター営業がない日は早いところ*4だと15時、遅いところでは15時半にはリフトの営業が終了してしまうんですね。一応ベースには16時まで空いてる全長234mのファミリーリフトがありますがこんなの乗って滑ったところで仕方がないので。まあバスの時間もあったしちょうど良かった。

そういけばキロロのリフト券はデポジット制だったので帰りに返却したんですが、珍しく記名式のリフト券でした。

f:id:ugim912:20220202180523j:image*5

なんかシーズンパスホルダーみたいになれて気分がよかったです。

帰りも小樽行きシャトルバスに乗り小樽築港駅前で下車。ちなみに料金はリフト券込で5800円。移動費とスキー場のクオリティ考えたらかなりお得ですよ。

 

キロロ総評

やはりパウダースノーの質はトップクラス。パウダーを満喫するという点ではルスツより楽しみ方の幅はやや狭まりますが、ルスツほどガヤガヤしておらず静かで居心地がよかったです。ですが車無しで日帰りで行くとなると滑走時間はどう頑張っても5時間半とかが限界。そんな短時間でキロロを満喫し切るのは正直無理がありました。全てを満喫するならレンタカーで来るかキロロに泊まるしかないですね。またリベンジしに行きたいと思います。

 

トラブル発生

本日の宿泊地は旭川なので、小樽築港から札幌まで快速エアポートに乗り、札幌から旭川までは特急に乗っての移動になります。しかし小樽築港駅に着くと函館本線森林公園駅で人身事故が発生し、快速エアポートを除き函館本線が運転見合わせになっていることが判明。森林公園駅は札幌駅と旭川駅の間に位置しており、もちろん札幌発旭川行きの特急も運転見合わせ。

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小樽築港駅の駅員さんに聞くと復旧目処は現状未定とのこと。ただ札幌までは快速エアポートに乗ればいけるのでひとまず移動できるところまでは移動することに。

そのエアポートに乗っていると今度は札幌駅と桑園駅区間で信号トラブルが発生したため今度はエアポートが運転見合わせに。まさに泣きっ面に蜂。JR北海道を信じた僕が馬鹿でした*6。桑園でしばらく停車した後復旧に時間がかかるので札幌まで急ぐなら学園都市線に乗り換えろとの指示が。仕方なく乗り換えを行い混沌の札幌駅に到着。

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旭川駅交通系ICカードが使えない駅なのにうっかり小樽築港からPASMOで乗車してしまったので交通系ICカード利用可能な駅で一度精算する必要があったのと、現状把握のため一度改札外へ。

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こういう改札前が人でごった返す光景って雪とか台風とかでJRが止まったりした時に夕方の道内ニュースでよく見た光景なんですが、まさか自分がこっち側の人間になるとは思っても見なかった。小樽築港駅時点では運転見合わせだった函館本線も札幌駅到着時点では運休or大幅な遅れまでは回復していましたが、本来であれば旭川方面行きの列車の発車時間が表示される電光掲示板には一向に旭川行き特急の表示がされません。ひとまず本日泊まるホテルに伝えていたチェックイン時間を大幅に過ぎることは確定なので連絡を入れます。旭川行き特急の全運休も覚悟しながら駅員さんに聞くところによると、19時発の特急は運休になっていないので待っていれば来るし、電光掲示板に表示されるようになる*7とのこと。

そこから寒い駅の改札口で待つこと30分、やっと旭川行きの特急が来るとのアナウンスが。

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本来の予定から遅れること40分で旭川行きの特急に乗車できました。一時はどうなるかと思いましたほんと。

そんなわけで本日の移動はまだ終わっておらずまだ旭川行き特急の車内ですが今日の記事はここまで。旭川の宿入れるのが21時近くになって他にもやることあるのにブログなんて書いてられないからね、しょうがないね。

明日から2日間は道北エリアのスキー場に行ってきます。

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*1:ルスツは近隣のゲレンデがオープンしている限りは入り放題なのに対し、キロロは9:00〜14:30

*2:ルスツは近隣のゲレンデがオープンしてればリフト線架下以外は入り放題

*3:ルスツは非管理区域がかなり広大なのでそういったものはなし。エリアが限られているキロロだからこそなせる技ですね

*4:キロロゴンドラ

*5:黒塗りのところに私の名前が入ってます

*6:権田修一選手並みの感想

*7:人身事故と信号トラブルの影響で札幌圏を走る列車のダイヤがぶっ壊れて発着ホームの調整が必要になったため確定する直前まで表示させることができなかったらしい