HOKKAIDO SKI TOUR Report Day3
3日目です。
前回
Day1
スキーヤーの朝は早い
前日より1時間早い5時半に起床。せっかく温泉宿に泊まっているので朝風呂にも入り出発。この宿は全客室洞爺湖のレイクビューが拝める宿と聞いていたのですが昨日チェックインが19時過ぎということもあり何も見えず。チェックアウト直前になってやっとお目にかかれました。
ルスツへ
ルスツへは昨日も利用した洞爺湖温泉バスターミナルから札幌行きの都市間急行バスに乗って向かいます。都市間急行バスということもあって予約要。
45分ほどでルスツリゾート到着。意外に近いです。
洞爺湖温泉方面からルスツに来たのは私だけ。そしてコースのオープンまでまだ1時間近くあったためホテルの正面玄関入ってすぐ右側にある日帰り客用ロッカーは独占状態。とりあえず貴重品のみ持ってホテル内を軽く散策。一番びっくりしたのは宿泊客用ロッカーにバイス台が置いてあること。滞在中ワックスかけ放題とか最高かな?いつかは泊まりたいルスツリゾート。
West Mt.
9時のオープンと同時にまずはホテル真っ正面にあるウエストエリアへ。ウエストエリアはフラットな短距離圧雪バーンがメイン。1コース内の斜度変化もほとんどなく基礎スキーヤー大歓喜のバーンが揃っています。オープンと同時にリフトに乗ったのでこんな感じのピステンかけた後手付かずのバーンを拝むことができました。えっ今日はこのバーンにファーストトラックつけていいのか!?
ファーストトラックの証明。
さらにウエストタイガーペアを登ると急斜面のバーンが登場します。2日前までルスツで技術選北海道予選が開催されてたらしいんですがコース端に青いインクみたいなやつ*1が残っていたり、明らかに大会用のクッソ綺麗なコブがあったりとああこのコースでやってたんだなと察することができました。基礎板履いてれば喜んでその急斜面整地に入っていったんでしょうが、今日はパウダー板を履いているのでそういうのは基礎スキーヤーに任せて私はサイドカントリーパークへ。
ウエストのサイドカントリーパークと林間コースはルスツで唯一スキー場の管理が入っているツリーランのできる場所です。前日そこまでの降雪がなかったのでコンディションについてはそこまで期待せずに入ったのですが、とてもフカフカのパウダーでございました。だいたいこういうところって前日に降ってくれなければ虚無みたいな固い荒地*2が残るのがオチなんですが、そういったことがなく感動を覚えました。もともとの雪質がいいのと、気温も高温にならないのが要因なのかな。
ウエストでのツリーランをひとしきり楽しんだ後はウエスト第2クワッドで行けるコースを滑りゴンドラに乗りイーストエリアへ。
East Mt.
ウエストとイースト・イゾラは国道230号線を挟んで分かれて位置しているため滑走のみで行き来することは不可能なので、ゴンドラでアクセスします。国道230号を車で走っていると道路上をゴンドラが流れているのを何度もみていたのですが、いざゴンドラに自分が乗って国道を越えるのをゴンドラ側から見るとなんか面白かったです。
ウエストエリアから伸びるイーストゴンドラ1号線を降りイーストエリアに到着。到着と同時にイーストのトップまで登るイーストゴンドラ2号線に乗り換え。なんて楽な接続だ。
イーストエリアはそこまで横幅がない代わりに縦幅があり、かつ斜度もそこまでありません。なので非常に気持ちの良いロングクルーズが楽しめます。個人的にはゴンドラ降りて右のイーストビバルディコースが気に入りました。
ある程度ロングクルーズを楽しんだ後ふと目についた最上級コースと表示のあるスーパーイーストコースへ行ってみることに。だって普通のスキー場って初級・中級・上級の3区分なのに上級を越える最上級とか出てきたら気になるじゃないですか。興味本位で足を向けるとそこには平均斜度32°、最大斜度40°の非圧雪の崖が待ち受けていました。
昨シーズン尾瀬岩鞍に行った時まさに40°のバーンに遭遇しアイスバーンだったこともあり半分死にかけたんですが、このスーパーイーストは斜度はエグいので恐怖感はあるんですがパウダー非圧雪バーンなのでとても楽しく気持ちよく降りれました。やっぱパウダーって正義ですね。
そしてこのバーンを降り切ったことにより、意図せずイーストからイゾラに突入していました。
Mt. Isola
イゾラは縦幅も横幅もあるエリア。コース数も3エリアの中では最大数を誇ります。ざっくり言ってしまえばでかいイーストみたいなもんですが、イーストでは2コースでしかできないトップからベースへのダウンヒルも、イゾラではコースの分岐が多いので毎回違うルートを選択なんてこともできます。
ところでルスツはスキー場非管理区域というエリアが設定されており、この中で何が起きても自己責任だけどそれでもいいなら入ってもいいよっていうエリアです。このエリアではツリーランができて、かつ、食い荒らされていない場所も結構残ったりしたのでイゾラでは整地もそこそこに非管理区域ゾーンをメインに滑りました。
今日も13時に飯。イゾラのカフェテリアでいただきました。
ルスツ豚の豚汁定食+唐揚げ(1550円)
午後になると午前中の晴天から一転、雪が降り始めました。恵みの雪。
結局上がりまでイゾラに居座ったんですが、中でもイゾラAコースがルスツの中で一番気に入りましたね。ここも最上級の非圧雪コースで属性的には前述のスーパーイーストと同じなんですが、斜度はスーパーイーストみたいなえげつなくない*3のにパウダーが堪能でき、おまけにアクセスも良い*4のでラスト1時間はひたすらこのバーンで滑ってました。ほんと楽しかった。
ちなみに右奥に見えるのがスーパーイースト。この画像で見ると斜度のえげつなさがよくわかりますね。
ルスツ総評
いままで滑ったスキー場の中で間違いなくトップに君臨しました。整地のクオリティも非圧雪のクオリティもどちらが高いとかではなくどちらも最高レベル。こんな奇跡みたいなスキー場ほかにないですよ。今の実家から比較的行きやすい場所にあるのになんで6年間1度も行っていなかったのか、激しく後悔しました。心残りは1日*5しか滞在できずルスツの全てを堪能しきれなかったこと。次回は最低2日は滞在してナイターも滑ってみたいですね。
リフト券
そういえばルスツのリフト券はICカード式なんですがただのICカードではありませんでした。1回目に購入したリフト券を返却せずマイカードにすることで、2回目以降加森観光のHPからリフト券をオンライン購入し、1回目に購入したリフト券のICカード番号に紐付けることでキャッシュレスかつ窓口に並ぶことなく運営の道内スキー場*6共通で利用できるICカードとのこと。だいたいのICカード導入してるスキー場はデポジット式か使い捨て式なので今日初めてこれをみてとても画期的だなあと思いました。なので今日ルスツで購入したリフト券はありがたくお持ち帰りさせていただくことにしました。まあ本当は返すの忘れただけなんですけどね。
道都札幌へ
ルスツリゾートは宿泊日帰り問わず施設利用者を対象とした札幌発着のシャトルバス「ルスツ号」を運行しています。なんと料金無料。リフト1日券6200円*7は高えなあと最初は思いましたが、札幌への交通費のことやスキー場のクオリティのことを考えると安く感じ始めてきます。事前予約は必須ですけどね。17時発予定のバスだったんですが、人数が早めに揃ったとのことで定刻より15分ほど早く出発。
最初はiPadでこの記事を頑張って書いていたんですが、中山峠にさしかかる手前で眠気に襲われ気づいたら定山渓まで来ていました。結局1時間45分ほどで札幌駅目前の札幌加森ビルのバス発着場に到着。
本日の宿は札幌駅西口から至近距離のビジネスホテル。部屋に置いてある案内を見るまで知らなかったのですが大浴場*8があり、疲れてるときはユニットバスより広めの風呂がいいだろうとのことでありがたく入らせてもらいました。大浴場の外に無料アイスのサービスがあるのが地味だけど嬉しかった。
旅程1/3を消化 明日は
9日間の日程のうち3日を終えました。滑走日数はまだ2日めですが初日から移動してスキーして移動してを繰り返しているので早くも疲れが。本当に最終日まで体力持ってくれるんでしょうか。
さて、明日はキロロスノーワールドへ向かいます。キロロはガチで人生初。パウダーがすごいという噂を聞いているので楽しみです。今日ルスツが降るということはキロロも降っているはずなので明日は大変なことになるかもしれません。楽しみですね。それに備えて今日は早く寝ます。疲れてるんで。