2021 J1第9節 vs.鹿島

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前節退場で出場停止になったミンテに代わって宮澤が3バックの中央に入りました。そして足の負傷から復帰したジェイが今季初めてベンチメンバーに入りました。

前半立ち上がり9分。ゴール前での攻防で鹿島の選手が放ったシュートを宮澤が右足でブロックするも左に流れたところを待ち構えていた永戸に決められ先制を許すと、20分にもコーナーキックからの流れで中央へのフライパスに合わせた上田に合わせられ前半早々にして2-0という苦しい展開になりましたが、24分に高嶺がレオ・シルバに倒されて得たFKの流れからこぼれ球に反応した田中がシュートを決めて1点を返します。後半。69分に左サイドからのサイドチェンジを受けた金子がドリブルでPA内に侵入したところを倒されてPK獲得。これをアンロペが冷静にゴール左に沈め同点に追いつきます。その後は後ろに重心を置いた鹿島相手に札幌が攻め込み、逆に鹿島はカウンターを狙う展開となりましたが、その後はゴールが生まれず、同じ勝ち点同士の戦いは2-2の引き分けに終わりました。

札幌、鹿島お互いサイドの裏を狙いながら攻めていましたが、ゲームを通してその狙いがうまく嵌っていたのは札幌でした。主に福森、高嶺が逆サイドに斜めのボールを蹴り、そこに左であれば菅やチャナ、右であれば駒井や金子に通してチャンスを創出していました。特にチャナは絶好調で、前半からキレと強さのあるドリブルで相手ゴールを脅かしました。ここ最近積極性に欠けていた菅も前節の得点に繋がったシュートで何かを思い出したのか、積極的にサイドから中に飛び込むいい動きをしていました。

駒井は久々にシャドーポジションでの出場でしたが、得点こそ奪えなかったものの何度も決定機に絡みました。金子はサイドでボールを受けてからのカットインが非常に素晴らしかったですね。PKを誘発したシーンも金子のキレのあるドリブルがあってこそでした。

中盤に目を向けると久々にホームで先発した高嶺が守備では激しいプレスで狂犬ぶりを発揮していましたが、ビルドアップの部分でも効果的なボールを前線に供給するなど攻守に相当利いていました。あとはミドルを枠に飛ばしてくれればって感じですね。

鹿島の最終ラインをゆさぶるボールで執拗にサイドの裏のスペースからチャンスを作り鹿島のゴールを割ろうとしましたが、U-24代表候補の鹿島GKの沖に何度も阻まれてしまいました。なんで広島の大迫といい、名古屋のランゲラックといい札幌戦であんなとんでもないセーブを連発してしまうのか。

そして今日の試合で久々にジェイがベンチ入りすると、途中出場。ここまで札幌は高さ不足で苦しんでいた場面もあったので、ジェイの復帰というのは非常に大きいですね。やはりクロスをマイボールにできる高さと、ボールの収まりは安心感があります。まだ復帰したてでコンディションが上がりきっていない状態かなという感じですが、この人がいるといないとでは攻撃の選択肢がだいぶ変わってくるなと改めて実感しました。

0-2からの2-2は評価できる引き分けだとは思いますが、やはりあれだけ攻めれているし、なにしろホームでの戦いだったので勝ちたかったですね。

次節はホームでの横浜F・マリノス戦です。このゲームはクラブ創設25周年記念マッチというメモリアルな試合です。ゲストとして長きにわたり札幌のエースストライカーとして活躍した内村圭宏さん、ミスターこと鈴井貴之さん、そしてなんと3月までTBSスパサカのメインMCだった小樽出身加藤浩次さんも来場されるとのこと。なんとも豪華な顔ぶれ。25周年という節目のゲーム。そして次節唯一の金曜マッチ。勝利で飾って欲しいですね。

 

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