2021 J1第6節 vs.神戸

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前線の選手の負傷続出で苦しい状況がつづいていた札幌でしたが、広島戦の試合前に負傷したチャナティップが復帰、左シャドーの位置に入りました。

お互い中2日ということもあり、両クラブ重そうなかんじは若干しましたが、前半からゲームの主導権を握ったのは札幌。神戸が前線にボールを供給しようとパスを出したところで札幌の選手がプレスで詰めてボールをカットし、そのままボールポゼッションを握る展開。しかし神戸もゴール前での守備強度は高く、札幌がPA内に侵入してもなかなか枠内にシュートを飛ばせませんでした。金子やチャナティップPA外からシュートを放つもこれも枠を捉えきれず。スコアレスでの折り返しを覚悟した43分、自陣でボールを回収すると、金子、アンロペ、ルーカスの3人が抜け出して3対2の状況を作ると、ルーカスがカットインしたところで神戸DFに倒されPK獲得。これをアンロペがしっかりと右に決めて先制。45+4分の前半ラストプレーのFKでルーカスがPA内ファーで待ち受けていた福森にボールを上げると、神戸DFに倒されまたもPK獲得。これもアンロペが決めて追加点。2-0で前半を折り返しました。

後半。前半の勢いそのままに福森のボールカットからチャナ→ルーカスを経由してアンロペが決めて3-0。アンロペはハットトリックを達成しました。

しかし、神戸は前半から修正をかけて、選手間の距離を適切に保ち、自陣からミドルゾーンでワンタッチでボールを繋ぎ、札幌の裏をとろうとします。その策略が嵌まり、53分にゴール前で繋がれると山口蛍に決められ失点。さらに57分にも田中の不用意なバックパスを古橋に狙われ2失点目。66分には右サイドからのボールに増山に抜け出され、これを小次郎が倒してPK献上。これを古橋にきめられ遂に同点に追いつかれます。そしてとどめは86分、右サイドの抜け出しからカットインを許し最後はまたも山口蛍に決められ逆転。このまま試合終了。札幌は3-0からまさかの敗北を喫しました。

最高の前半から史上最悪の後半。前半は完全に札幌が掌握していましたが、後半は神戸にワンタッチで繋がれるとプレスが完全に空回りとなりズルズルと行ってしまいました。ミシャが言っていたようにこういうゲームはプロとしてやってはいけないゲーム。3点目をとって緩みが出たのかは知りませんが、本当に最悪です。本当に酷い。選手はまるでJ2降格を決めてしまったかのような表情をしていましたが、これを教訓に次に繋げていって欲しいと思うし、次に繋げれずズルズルいくようじゃ本当に困る。

このゲームで気になった点といえば、セットプレーの際にプレースキッカーが福森一辺倒ではなく、ルーカスに蹴らせて福森が攻撃参加するという形が見られました。最近セットプレーでの得点力不足に泣くシーンもあったので、こういう試みは面白いんじゃないかなと思います。次節以降も見れるんでしょうか。

この試合でJ1リーグは代表ウィークでしばらくお休み。こういうゲームを見させられて中断期間に入られるとサポーターとしてはたまったもんじゃありませんが、この中断期間に悪い点を修正してくれることを願って、再開を待ちたいと思います。

コンサドーレの次の試合はルヴァンカップ鳥栖戦。リーグとカップ戦は別物ですが、悪い流れを断ち切るためにも3月最後のゲームは勝利で飾って欲しいと思います。

 

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