2021 J1第3節 vs.広島

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連敗となりました。

札幌は駒井、小柏という攻撃の核が負傷離脱。さらにチャナティップが試合前練習でおそらく筋肉系の怪我で急遽出場を回避。前節から3人を入れ替えてのゲームとなりました。

前半立ち上がり早々2分、広島にコーナーキックを与えるとファーでフリーになっていた柴崎に決められ失点。続く8分にも中央から右サイドに展開されると折り返しで待っていた柏に決められまたも失点。10分にしてビハインドを背負う展開となってしまいました。札幌は失点した時間帯も含め選手の距離感が悪く、守備の時間帯はひたすら受けに、攻撃もパスがずれて繋がらなかったりと完全に自分達のサッカーを見失っていました。しかし途中から徐々にペースを取り戻すと、チャンスを作る場面も増え、前半終了間際の42分に金子とルーカスのPA内のワンツーからたまらず広島ディフェンスがルーカスを引っ掛けPKを獲得。PKをアンロペが落ち着いて沈めて1点を返して折り返し。

後半は完全に札幌のペース。相手陣内に押し込みゴールを狙い続けました。48分は金子のドリブルから中に入れて高嶺のシュート。60分の高嶺の左足でのシュート。85分の金子のドリブルから切り込んでのシュート。後半ATのコーナーキックからの岡村のヘディングシュート。いずれも決定機でしたがゴールネットを揺らすことはできずタイムアップ。1-2で敗れリーグ戦2連敗となってしまいました。

このゲームは立ち上がり15分相当緩くゲームに入ってしまったのが2失点に繋がり、残りの75分を追いかける苦しい展開にしてしまいました。本当に勿体なかった。スポーツにたらればは厳禁ですが、立ち上がりからしっかりとチームでプレーできてればもっと違った展開になったんではないかと思います。

このゲームは駒井、小柏、チャナティップという攻撃の核が抜けての試合になりましたが、代わって出場した高嶺、深井、菅が頑張ってくれました。特に深井は決定機でゴール前に顔を出してシュートを放っていました。得点にこそ至りませんでしたがなんとしてでも点を取るという泥臭いプレーが見られて頼もしく思えました。攻撃の核が抜けてもあれだけのクオリティを見せることができていたのは今後の収穫になるんじゃないかと思います。

そしてこのゲームは中島と岡村の2選手が途中出場でJ1リーグデビューを飾りました。中島はゴール前ではなかなか自分の仕事をさせてもらえていませんでしたが、積極的なチェイシングでチームに貢献していました。岡村もセットプレーで強さを見せ、最後のシーンではかなり惜しいヘディングシュートを放っていました。カップ戦では両名出場していますが、これからもどんどんリーグ戦に食い込んできて欲しいなと思います。

このゲームの敢闘賞は90分に渡り常にピッチの上で存在感を出し続けた宮澤キャプテンです。攻撃では起点を作り、守備ではしっかりを相手の動きを予測し相手のチャンスを事前に摘み、そして危険なシーンでは相手からしっかりとボールを刈り取るという流石の働きをしてくれました。特に62分の右からのクロスを相手選手の後ろから足を出してクリアしたシーン、65分の浅野の単独突破のドリブルをノーファウルで止めたシーンは最高のファインプレーでした。ありがとう、俺らの10番宮澤裕樹

コンサドーレは2ヶ月に渡って道外でキャンプを張っていましたが、今日のゲームを最後にやっと長い長いキャンプ生活を終えホームタウン札幌に帰ることができます。ホームに戻って最初のゲームが札幌ドームでのガンバ大阪戦だったんですが、G大阪がチーム内で新型コロナウイルスの感染者が複数出た影響により試合が中止になってしまいました。開幕戦以来のホームで戦うコンサドーレを見ることができないのは残念ですが、ここはキャンプ疲れをとる機械にしてもらって、第5節の浦和レッズ戦に向けて英気を養って欲しいですね。

余談ですが、広島戦の試合後監督インタビューでミシャに「次節G大阪戦に向けてコメントをお願いします」と聞いていたインタビュアーの方、せめて最新情報を頭に入れてからお仕事をしていただきたいですね。