ゴール裏民がこれまで訪問したスタジアムを語る

基本ゴール裏しか行かないのでこれはゴール裏民としての各スタジアムに関する所感です。ご理解の上読み進んでいただけると幸いです。

 

 

北海道エリア

札幌ドーム

北海道コンサドーレ札幌のホームスタジアム。日本唯一の完全屋内サッカースタジアムなのでどんな天候だろうが快適にサッカーを観れる。これが北国クラブとしては最大のメリットで、外が大雪でも平気でホームゲームが開催できる。ただしピッチは屋外保管なので除雪は必要。客席の構造がかなり急なので前列に陣取ると客席を離れるたびに登山をすることになる。客席が急勾配な代わりに上の方から見てもそこまでピッチは遠く感じない。札幌市営地下鉄東豊線福住駅が最寄りだけど、東豊線が4両編成なせいで帰りは爆混みする。最近はドーム近くの駐車場予約して車で行ってる。仕事の都合でかれこれ2年は行けてないのでまた帰省ついでに行きたい。

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札幌厚別公園競技場

札幌市厚別区にある陸上競技場。かつては北海道コンサドーレ札幌の本拠地登録されていたがJリーグが定めるスタジアムの基準を満たしていないとして現在は登録を外れている。現在は札幌ドームが野球やコンサート開催で使えない場合のホームゲームを年に数回開催している程度。陸上競技場なのでピッチは近くないが、ピッチと観客席の間に物理的な溝がある札幌ドームとは違ってゴールを決めた選手がサポーターの目の前まで来てくれる。地方の陸上競技場なので座席はベンチシートだし至る所がボロい。アウェイの選手やサポーターからは札幌ホームの試合会場が厚別だと不評を買うが、札幌サポからしてみるとクラブ黎明期に不敗神話を打ち立てたスタジアムだし、現状北海道で唯一良くも悪くも北海道の四季を感じながら屋外で試合ができるスタジアムなので嫌いではない。札幌市営地下鉄東西線大谷地駅が最寄りでそこから徒歩15〜20分。

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函館千代台公園陸上競技場

北海道函館市千代台公園の中にある陸上競技場。約10年前までは地方開催として函館開催(と室蘭開催)があり年1で北海道コンサドーレ札幌がホームゲームを開催していたが、Jリーグの基準を満たしていないとして2012年以降は1試合(2016年の北海道新幹線開通を記念した特別開催)しかゲームが行われていない。北斗市在住時代は何回か見に行っていた。2011年の昇格争い真っ只中の京都戦を見れたのはいい思い出。今後ドームも厚別も使えない場合に開催される可能性があるが、まずは札幌に近い室蘭が開催候補地となりそうなので望みは薄い。

 

埼玉エリア

NACK5スタジアム大宮

埼玉県さいたま市大宮区にある大宮アルディージャのホームスタジアム。歴史の長いサッカースタジアムではあるが、近年改修工事が行われ見た目は綺麗。ゴール裏の前側は手摺付きの立見席、後側が座椅子付きの席。非常にコンパクトな作りのスタジアムでピッチとの距離も近いし、前列に陣取っても高さはある程度確保されているので試合も見やすい。バックスタンドの裏には県営大宮球場のレフトスタンドが隣接している。バックスタンド方向にクリアしたボールが球場に入るんじゃねえかと思うことがある。逆に県営大宮球場から場外に飛んだホームランボールがNACK5スタジアムに入ることは何回かあったらしい。JR大宮駅から徒歩20分、東武野田線大宮公園駅からは10分という立地。大宮駅から行くと駅出てすぐのすずらん通りの入り口にアウェイサポ歓迎幕が張ってあって感心した。アウェイサポにも優しい。大宮の街中にあってホームタウンとの一体感が感じられるアットホームな雰囲気のスタジアムなので結構好きなスタジアム。そういえばスタジアムの道中に氷川神社というでかい神社があって、そこの参道(スタジアムへの通り道)には団子を売っている店がある。札幌のユニ着てそこに寄ったら店員さんに「札幌からお越しになられたんですね〜遠かったでしょ〜どうやって来られたんですか〜?」と関東在住サポにも関わらず札幌からの遠征民と勘違いされて、勢いで「飛行機で来たんですよ〜そんな遠くないですよ」と大嘘こいたのはなんか申し訳なかったと思ってる。団子は美味かった。

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埼玉スタジアム2◯◯2

埼玉県さいたま市緑区にある浦和レッズのホームスタジアム。日本代表戦やカップ戦の決勝、選手権の決勝にも使われている日本最大規模のサッカー専用スタジアム。「埼玉スタジアム2002」ではなく「埼玉スタジアム2◯◯2」が正式名称らしい。めんどくさい。このスタジアムはとにかく浦和サポの声援がすごくて圧倒される。メイン・バックスタンドは勿論でかいのだが、ゴール裏もでかくコンコースで仕切られない1フロア構造のため浦和サポが陣取る北ゴール裏は満員になるとまさに赤い壁。そこから繰り出される大音声の声援は凄まじい。日本一アウェイを感じることができるスタジアムかもしれない。ただしアクセスは悪く埼玉高速鉄道線浦和美園駅から徒歩20分。徒歩20分なら前述のNACK5スタジアムと変わらないと思われるかもしれないが、周りに何もない歩道を20分も歩かされるのは結構きつい。あと埼玉高速鉄道の運賃が関東トップクラスに高いので交通費が嵩むのが難点。始発赤羽岩淵から終点浦和美園まで乗って500円近く取られる鉄道は関東にはなかなかない。

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千葉エリア

三協フロンテア柏スタジアム

千葉県柏市にある柏レイソルのホームスタジアム。通称日立台。このスタジアムはなんといってもピッチとスタンドの距離が近い。ゴール裏中央前列に陣取ると目の前がゴールネット。2018年に行った時がまさに中央前列で、札幌のGKソンユンのデカさにビビった記憶がある。目の前のゴールに札幌の選手のシュートが決まるとクソ盛り上がるし、思いっきり吹かしたシュートもとんでもないスピードでスタンドに飛び込むので臨場感が半端ない。アウェイエリアは全席手摺付きの立見席で飛び跳ねやすい。ただしアウェイゾーンは狭いのでチケットは争奪戦になる。札幌ですらこれなんだから浦和F東鹿島といった首都圏の集客力のあるクラブとかは瞬殺だと思う。メインスタンド側のトイレ・売店ゾーンも狭くてハーフタイムとかは死ぬほどごった返す。密です。アウェイ席のチケットを持ってるとホーム側には出入り出来ないので飯とトイレは試合前に済ませるのが吉。東武野田線・JR常磐線柏駅から徒歩20分。ただ複雑な繁華街と住宅街を通ることになるので毎回行くたびに道に迷う。これまで3回日立台に行ったけど迷わずに駅からスタジアムにたどり着けたことがない。試合当日はアウェイサポ用に「日立台はこっち」みたいに道路に矢印でも書いておいて欲しい。

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フクダ電子アリーナ

千葉県千葉市中央区にあるジェフユナイテッド千葉の本拠地。コンパクトな作りではあるがではあるが球技専用スタジアムなのでピッチが近く、考えられて建設された構造なので試合も見やすく、屋根付きで雨の日も安心な優良スタジアム。こんないいスタジアムをホームにしていてJ2だと屈指の資金力を持つ千葉が11シーズン連続で昇格を逃し続けているのはJ2の永遠の謎である。札幌はフクアリでの勝率が高く、2013年の開幕節、2016年のJ1昇格を大きく手繰り寄せた第41節なんかは印象に残ってる。ちなみにどちらも内村圭宏が決勝ゴールを決めている。フクアリといえば場外にある「喜作」という売店のソーセージの盛り合わせ、通常ソー盛りが有名。なぜ有名かというと大きめのタッパーを持参するとちょっと量をおまけしてくれる。ここに来たアウェイサポはだいたいタッパーを持って並ぶ。ソー盛りといえば神宮球場も有名だけどあそこは茹でたソーセージだが、ここは焼いたやつ。鉄板から直接盛り付けてくれるので焼きたての美味いのが食えるし、値段も安い。ビールと合わせると最高ですね。札幌がJ1昇格後行く機会がなくなってしまったので千葉にはとっとと昇格してまた喜作のソーセージをJ1サポにもたらして欲しい。

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東京エリア

味の素フィールド西が丘

東京都北区にあるサッカー専用スタジアム。東京ヴェルディがたまにホームゲームを主催したり、FC東京U-23J3リーグに参戦していた頃はここを主な本拠地としていた。天皇杯の1回戦から3回戦くらいまではここでやったりする。2019年度の天皇杯で法政大学が東京VとG大阪相手にジャイアントキリングを起こしたのもこのスタジアムだった。正式名称は「国立西が丘サッカー場」で国立のスタジアム。Jリーグがまだない頃からある歴史あるサッカー専用スタジアム。収容人数は1万人にも満たない本当に小さなスタジアムながらサッカー専用スタジアムなだけあって観客席からピッチも近いし、コンパクトな作りだけあって後方列でも臨場感が味わえる。23区内にあるのでアクセスはよく、都営地下鉄三田線本蓮沼駅から徒歩10分くらいで着ける。

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江東区夢の島競技場

東京都江東区にある陸上競技場。漫画「GIANT KILLING」でETUがキャンプ地として使っていたスタジアムとして有名だが、FC東京U-23の本拠地としてJ3リーグ戦が開催されたこともある。メインスタンド以外はおもちゃみたいな芝生席でこういってはなんだが本当にちんけな陸上競技場である。しかしながらバックスタンド裏には京葉線の高架や首都高湾岸線の高架があるし、メインスタンド上段からは品川のビル群を眺めることができて唯一東京を感じながら試合を見ることができるスタジアムだった。アクセスは東京メトロ有楽町線・JR新木場駅から徒歩10分程度。

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味の素スタジアム

東京都調布市にあるスタジアム。FC東京東京ヴェルディが本拠地として使用している。席数は多く旧国立競技場解体後から新国立競技場完成までの間は都内最大のキャパを誇るスタジアムで、アウェイゾーンも自由自在に広げてくれるので札幌戦程度だとチケットの確保の心配をしなくて良いのがありがたい。一応陸上トラックが敷設されている陸上競技場なのだが、普段は人工芝の下に埋もれている。この陸上トラックを使っているところをほぼほぼ見たことがない。こんな滅多に使われることのない陸上トラックを付けるくらいなら最初から球技専用スタジアムにしてピッチとスタンドを近めにして作ってくれればよかったのにと行くたびに思う。決して悪いスタジアムではないんだけどいいスタジアムでもない中途半端なスタジアムというのが個人的な感想。京王飛田給駅から徒歩10分で、試合後には特急を飛田給駅に止めてくれるのですぐに新宿までは出れる。

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町田GIONスタジアム

東京都町田市にある陸上競技場。FC町田ゼルビアの本拠地。町田なんで神奈川エリアに入れるか迷いましたが、東京エリアの枠でこのスタジアムについて書いていきます。実はこのスタジアムゴール裏で見たことがなく、バックスタンドでしか見たことがない。町田Jrユース在籍経験のあるの同期と暇だからと2019シーズンに町田対千葉の試合を見に行った。このスタジアムはすごいところにある。東京都内のくせに山の上にスタジアムがあるのだ。町田市内の駅から出ているシャトルバスを使わずに行こうと思ったら登山道を歩くしかなく、Jリーグのサポーターからはその立地から天空の城と呼ばれることもある。スタジアム自体は小規模かつ古いが、行政がゼルビアへの支援に熱心で、いたるところが改修されて綺麗になっている。今まではMAX1万2000人程度しか入れなかったが、改修工事によってバックスタンドを拡張し、1万5000人近く収容できるスタジアムになる予定。これでJ1昇格のためのスタジアム要件を無事満たせる。サイバーエージェントが親会社についたのでITマネーでJ1昇格を果たしてもらい、今度は札幌サポとしてアウェイゴール裏で試合を見たい。

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神奈川エリア

等々力陸上競技場

神奈川県川崎市中原区にある陸上競技場で、川崎フロンターレのホームスタジアム。メインスタンドこそ近年改修されて綺麗で豪華なものになったが、バックスタンドやサイドスタンドは古いまま。アウェイゴール裏なんて座席も手摺も傾斜もないコンクリの剥げた立見席なので待遇が非常によろしくない。バック・サイドスタンドもまた改修される予定らしいので今後に期待したい。このスタジアムは日立台同様住宅街の中にあるが、脱出難易度は日立台より高い。というのも等々力には武蔵小杉、武蔵中原、新丸子の3駅からアクセス可能で、試合後にはそれぞれの駅に人が散らばることになる。なので適当に人の流れについて行くと目的地ではない別の駅に流される可能性が高い。というか毎回流されてる。一昨年なんかは武蔵小杉に行きたかったのに武蔵小杉を目指して人の流れについて行ったつもりが気がついたら新丸子に流されていた。

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日産スタジアム

神奈川県横浜市港北区にある陸上競技場。横浜F・マリノスがホームスタジアムとして使用している。2002年の日韓W杯の決勝でも使われたスタジアムでとにかく箱がでかい。7万人くらい入る。ただしピッチとスタンドの距離がとんでもなく遠くゴール裏前列から見ようものなら向こう側のゴール前で何が起こってるのかさっぱりわからなくなる。スタジアムDJのゴールアナウンスと反対側から聞こえるマリノスサポの歓声であ、決められたんだってなることもしばしば。あとスタンドでの携帯の電波の入りが何故か悪い。このスタジアムに行って自分の応援してるクラブが勝てたためしがないので個人的にはかなりの鬼門。新横浜駅小机駅、北横浜駅の3駅からアクセス可能。どちらかというと小机駅から行った方が近い気がする。どの路線も本数が多いわけでも車両数が多いわけでもないので人がたくさん入った試合の後はどの駅も爆混みする。

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ニッパツ三ツ沢球技場

神奈川県横浜市神奈川区にある球技場。横浜FC横浜F・マリノスY.S.C.C.横浜の3クラブが本拠地として使用している。古くて狭い球技場ではあるが神奈川県内のJリーグ公式戦が開催されるスタジアムだとピッチとの距離も近く一番試合が観やすい。2017年J1第2節横浜FM戦で目の前で展開されたコーナーキックでは当時現役だった中澤佑二の度迫力のヘディングクリアを観られたのが印象深い。ただし札幌のボールを全部クリアされたのでその印象は非常によろしくない。横浜市営地下鉄ブルーライン三ツ沢上町駅から徒歩15分弱。

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レモンガススタジアム平塚

神奈川県平塚市にある陸上競技場で湘南ベルマーレの本拠地。2020シーズンまでは「Shonan BMWスタジアム平塚」という無駄にかっこいいスタジアム名だったが2021シーズンよりネーミングライツ変更によって呼称が変わった。ゴール裏は中央部分が手摺付きの立見席で、両端がRIZAPシートなる椅子席。座席数が多くない割にチケットの枚数を売っている印象で、2018年のリーグ戦は週末開催だったこともありかなり密だった。傾斜もなく立ち見なのにJリーグの中でもトップクラスに高い2700円というチケ代は明らかに見合ってない。場外売店は充実していて地元のクラフトビールが売っていたり、Jリーグスタジアムグルメベストイレブンにも選出された唐揚げなどが売っている。JR東海道線平塚駅から徒歩20分くらい。

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相模原ギオンスタジアム

神奈川県相模原市南区にある陸上競技場。SC相模原の本拠地。小規模な陸上競技場だがSC相模原Jリーグ参入を受けて最近改修されたスタジアムなのでメインスタンドおよびバックスタジアムは綺麗。ただしゴール裏は未だ芝生席で傾斜も緩くほぼほぼピッチレベルで試合は結構見づらい。最寄り駅はJR相模線原当麻駅だが、そもそも本数が少ない上徒歩30分近くかかる。大人しく相模原駅発着のシャトルバスを使うのが吉。

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信越エリア

山梨中銀スタジアム

山梨県甲府市にある陸上競技場。ヴァンフォーレ甲府の本拠地。2021年3月1日からネーミングライツの変更によって「JIT サイクルリンクスタジアム」という呼称に変更になる予定。スタジアムの作りとしては地方都市にありがちな陸上競技場で、ゴール裏からピッチの眺めも「まあ、そうなるよね」みたいな感じで特別びっくりするほどでもない。ただヴァンフォーレ甲府主催ゲームになると陸上トラックにスポンサー看板がこれでもかというほど並べられてなかなかこれが壮観。ゴールを決めた選手がゴール裏のサポーターのところに駆け寄ろうと思ったら看板を何回も乗り越えないといけないので大変だろうなとは思う。首都圏からこのスタジアムに行こうと思ったらデイゲームの日は特急でも高速バスでも日帰り遠征可能だが、19時開始ゲームになると試合が終わってスタジアムから高速離脱をして甲府駅にたどり着く頃には東京方面の特急も高速バスも終わっていて普通列車で帰るしかない。しかもその普通列車も八王子までしか行ってそこからは翌朝の始発を待つしかなくなる。なのでナイトゲームの日は車で行くか甲府市内で泊まりという選択になる。駐車場はデカいのでビッグマッチでもない限りは駐車できるので車で行くのが良い。というか駅から遠いので車の方が圧倒的に楽。

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サンプロ アルウィン

長野県松本市にある松本山雅FCのホームスタジアム。松本市郊外の信州まつもと空港のすぐ隣にある。球技専用スタジアムでピッチとの距離もちょうど良く高さもあるためサッカーを観やすい。近くに堆肥工場があってその工場が稼働してる日には何とも言えない臭いがスタジアムに流れ込んでくるらしいが、2019年に行った時には日曜日ということもあってか稼働しておらず問題はなかった。スタジアム内では信州名物山賊焼きや鳥もつ煮が販売されていてボリュームもあって美味い。また、アウェイサポにも優しい対応をしてくれる。配布されるフライヤーには松本市の観光名所ガイドやそこの割引券だったり松本市は日本一日差しが強い街らしく、使い切りサイズの日焼け止めクリームも一緒に入っていた。公共交通機関を使用したアクセスはあまり良くなく、松本駅塩尻駅から出ているシャトルバスにそこそこの時間揺られる必要がある。特に帰りは松本駅行きのバス乗り場がかなり混むので離脱には時間がかかる。東京方面にそのまま帰るのであれば特急あずさも停車する塩尻駅行きのバスに乗った方が早い。駐車場はすごい数確保されており自家用車やレンタカーで行っても駐車スペースに困ることはないだろうが、駐車場とスタジアムへもバスに乗って移動することになるためどちらにせよバス乗り場の混雑に巻き込まれることは覚悟せねばならない。

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東海エリア

IAIスタジアム日本平

静岡県静岡市清水区にあるサッカー専用スタジアムで清水エスパルスのホームスタジアム。いわゆる熱烈なサポーターが集結する「ゴール裏席」はサイドスタンドの2階席に位置しているが、上段に座っても見切れることがない上に、試合を俯瞰して見ることができるので非常にサッカーを楽しむという面では優れている。流石サッカー王国清水だと思った。これまで行った中で一番好きなスタジアム。ただ、アクセスはあまりよろしくなく、新幹線の接続がない清水駅からバスに乗る必要がある。帰りは新幹線も止まる静岡駅行きのバスも出ているので、静岡駅まで時間はかかるがあとは新幹線に乗るだけなので楽と言えば楽。試合開始数時間前になればシャトルバスも出てるんだろうけど、私が2017年の秋、札幌が17年ぶりのJ1リーグ残留を決めた行った時は待機列の前の方に並ぶために早朝に清水駅に到着したので路線バスを使って行った。その時どのバスがアイスタ方面に行くやつか分からず迷ってしまい、その辺に止まっていたバスの運転手のおっちゃんに聞いたらすごい親切に教えてくれた。あと、試合後静岡駅前を札幌のユニを着たまま歩いてたら駅前の居酒屋のキャッチの兄ちゃんと新静岡駅前を歩いていた地元のおっさんに「札幌残留おめでとう!」と声をかけられた。清水がその日負けて、残留がかなり怪しい状況だったにも関わらず、わざわざその辺を歩いていた敵チームのサポーターに声をかけてくれたのは本当にびっくりしたし、それだけ静岡の街にサッカーという文化が定着してるんだなと思った。日程が合わずそれ以来行けていないがまた是非行きたいスタジアム。

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ヤマハスタジアム

静岡県磐田市にある球技専用スタジアム。ジュビロ磐田のホームスタジアム。前述のアイスタと同様、アウェイ席は2階にあってピッチを見下ろす形になるためピッチ全体を俯瞰できて見やすい。ただしアイスタに比べると若干窮屈な作りではあるため満員になるとちょっとキツめ。以前は磐田駅からバスに乗らないと行けなかったが、近くにJR東海道線の新駅ができたため鉄道でのアクセスが格段に向上した。車で行く場合でも駐車場は結構数が用意されているのでそこまで困らない。実際GW中の開場数十分前に到着してもわりかし余裕で止めれた。

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パロマ瑞穂スタジアム

愛知県名古屋市瑞穂区にある陸上競技場で、名古屋グランパスのホームスタジアムのひとつ。大都市の陸上競技場なので収容人数こそ多いが、いたるところが古く、座席も窮屈だし導線も細い。ピッチの眺めは一般的な陸上競技場という感じ。アウェイ席はJリーグのスタジアムにしては珍しく、半分バックスタンドに被ったようなゴール裏席のところに設置されていて変な感じがする。名古屋市内にあるため名古屋駅から市営地下鉄でアクセス可能。最寄り駅(瑞穂運動場西駅、瑞穂運動場東駅、新瑞橋駅)からスタジアムも徒歩10分以内なので行きやすい。このスタジアムは2020年から長期の大規模改修工事に入るためしばらく使用されなくなる。完成は2026年の予定。

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関西エリア

パナソニックスタジアム吹田

大阪府吹田市にあるサッカー専用スタジアムでガンバ大阪のホームスタジアム。1970年に大阪万博が開催された万博記念公園内にある。かつてガンバ大阪がホームとしていた万博記念競技場の老朽化に伴い2016年より使用が開始された新しいスタジアム。さすが新スタジアムということだけあって観客席とピッチの距離はすぐ近くで、観客席最前列はほぼピッチレベル。そして観客席も相当多く迫力に圧倒される。さながらイングランドプレミアリーグのスタジアムのような雰囲気。比較的安価に建てられたスタジアムだけあってシンプルな作りではあるが、コンコースは広くて混雑してても移動しやすい。大阪モノレール万博記念公園駅が最寄り駅だが、そこから10〜15分程度歩くことになる。アウェイ待機列は草むらのすぐ横で時期が時期なら蚊に刺されまくる。

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中国エリア

エディオンスタジアム広島

広島県広島市安佐南区にある陸上競技場。通称「ビッグアーチ」。メインスタンドの屋根がアーチ状なのでそう呼ばれているらしい。サンフレッチェ広島がホームスタジアムとして使用している。所在地こそ広島市内だが、内陸の山の中にあり広島市内からのアクセスは相当悪い。広島高速交通アストラムラインに乗ること40分近く、終点の広域公園前駅がスタジアムの最寄駅。駅を出て坂を登ったところにスタジアムがある。スタジアムの周りは森が広がっていてコンコースからは大自然を見ることができる。観客席最前列は比較的高い位置にあり、客席の傾斜もあるので陸上競技場の中では比較的見やすい部類に入るんだろうけど、夕方の時間帯アウェイゴール裏は真正面から西日を喰らう形になり暑いし反対側のゴール前では何が起きてるのか全くわからなくなる。そして帰りはシャトルバスもアストラムラインもすごく混雑する。アストラムライン広域公園前駅はちょっと遅れてスタジアムを退場しても平気で入場規制がかかる。行くの見るのも帰るのも一苦労なスタジアムという印象。現在広島市の中心にサッカー専用スタジアムの建設計画が進行中なので一刻も早く新スタジアムを完成させて欲しい。

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九州エリア

駅前不動産スタジアム

佐賀県鳥栖市にある球技専用スタジアムで、サガン鳥栖のホームスタジアム。サッカー専用スタジアムではないのでピッチと観客席の間には若干距離はあるが、球技専用スタジアムではあるので試合は見やすい。アウェイゴール裏入り口には毎試合地元の高校の書道部が書いてくれるアウェイサポ歓迎幕がかかる。嬉しい。ゴール裏は一部手摺付きの立見席。雰囲気は等々力競技場に近いが、等々力ほどボロボロではない(と言いつつも90年代に建てられたスタジアムなので決して新しくもない)。アクセスは比較的良く、JR鳥栖駅を出て跨線橋を渡ればすぐにスタジアム前広場に出れる。ちなみにスタジアム前広場の飯の選択肢は多いので試合前はここで腹拵えをするのがお勧め。鳥栖駅自体も博多駅発の特急駅が停車するので博多駅福岡空港からも行きやすい。

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あとがき

Jリーグの観戦を始めた2015年から6年間で24のスタジアムを訪問してきました。日本には57クラブのJリーグクラブがあるのでJリーグのクラブが本拠地とする4割弱のスタジアムを訪問したことになります。とはいえ東北、北関東、東海以西の多くのスタジアムに行くことができていません。コロナ禍の影響もあり昨年は新規開拓を果たすことができませんでしたが、状況が落ち着いたら予定を合わせて遠征を再開したいと思います。