行ったことのあるゲレンデを主観と偏見で語る

 

北海道エリア

札幌国際スキー場

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温泉で有名な定山渓よりさらに山を登ったところにある規模のでかいスキー場。札幌の山中にあるもんだから雪には困らない。というか雪しか降ってない。2回行ったことあるけど2回ともすごい雪が降ってた。バッフバフです。札幌市内からのアクセスがとても良いのでハイシーズンの週末はものすごく混む。とにかく雪も人もものすごいスキー場。正直人が多すぎてあまりいい印象はない。

 

サッポロテイネ

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個人的には札幌のスキー場といえば国際とここ。札樽道手稲IC降りてちょっと山登ればすぐ着くので個人的には国際より行きやすい。ハイランドゾーン(山の下の方)とオリンピアゾーン(山の上の方)があって、自分はオリンピアゾーンしか行ったことがない。オリンピアゾーンは1972年札幌冬季五輪のアルペン女子滑降競技*1の開催地でもあり、ゲレンデの上の方に今でも聖火台が残っている。オリンピックで使われたバーンを滑ったけど非圧雪かつ急斜でくそ大変な思いをしながら降りてきた記憶がある。

 

ニセコグラン・ヒラフ

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ニセコエリア最大規模のスキー場。ヒラフのリフ券を持ってるとヒラフエリアに加えて花園エリアも滑れるので全コース回るのはかなり大変だと思う。まあ花園エリアは大したことがないので正直捨ててもいいと思ってるし、実際小学生の時以来行っていない。質、量ともに雪は日本でトップだし、バーンもバリエーションも多い。天気がよく、雪崩の心配もない日には一番上のリフトのさらに上のエリア*2に登ることができ、そこがニセコアンヌプリの山頂となる。登るのはクッソ大変だけど降りる時は死ぬほどバフバフの雪に埋もれることができるので体力に自信のある方は是非。

 

ニセコアンヌプリ国際スキー場

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ニセコアンヌプリには3つのスキー場があり、東からヒラフ、ニセコヴィレッジ、アンヌプリ国際の順。つまり一番西側にあるスキー場。山の名前であるアンヌプリの名を冠しておきながら3つの中では最も小規模。まあ地元資本のスキー場だからね、しょうがないね。*3小さいながらも滑りやすいスキー場ではある。というものほとんどのコースが圧雪バーンなのである。ニセコなのに圧雪してしまうのは勿体無いし、つまらんという声はごもっともではあるが、練習にはちょうど良いので個人的にはそんなに嫌いじゃない。あとヒラフよりかは混まないし地元民率が高くニセコの中では敷居は低めだと思う。

 

ルスツリゾート

小学校低学年の時に滑ったことはうっすらと記憶してるけど、それ以来行っていないし記憶にまったくないのでよくわからない。札幌方面から函館まで内陸下道ルートで帰るときに目の前を通るのと、何年か前まで技術選が開催されていたイメージしかない。

 

マウントレースイスキー場

財政破綻したことで有名な夕張市にあるホテル温泉併設のスキーリゾート。あまり雪量には恵まれないけど雪質は内陸部なだけあって悪くないし、そこまでショボいわけでもない。新千歳空港からも近いので観光客も集ってきそうな感じではあるが、そこまで混んでおらず快適に滑れるのがありがたい。ただし破綻自治体のスキー場なだけあってリフト券は結構高い。実家からも行きやすいし静かなとこなのでまたいつか行きたいと思っていたけど、どうも新型コロナウイルスの影響をモロに食らって閉鎖、運営企業が破産してしまったらしい。残念。どこかの企業が後継についてくれないものか……

 

北長沼スキー場

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新千歳空港がある千歳市街から車を東に走らせ約1時間のところにある長沼町営のローカルゲレンデ。ローカルゲレンデとはいえバーンが合計4枚横並びになっていてそこそこの斜度もある。大学4年の冬の帰省時にはここを本拠地にしてひたすら基礎練に徹した。ゲレンデもリフトも長くなく回転が早いので基礎練を積むにはもってこいなのである。おまけに1日券が1800円という安さ。公営ローカルゲレンデのいいところである。ただし平日は地元のキッズと自衛隊の隊員の方々*4で、週末は地元のファミリーが集ってくるのでわりと混雑する。夕張にも近いので同じく雪質は悪くないのだが、量が少なく、日によっては午前中のうちにバーンがボロボロになったり、ブッシュ祭りになったりする。2019-2020シーズンはここでシーズンインしたけどブッシュ祭り絶賛開催中でチューンナップしたての板の滑走面が傷だらけになって泣いた。

 

安平山スキー

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千歳市街から近いローカルゲレンデその2。こちらは安平町にある「アンペイザン」スキー場。リフトが1基しかない超小規模ローカルゲレンデ。2018-2019シーズン長沼で滑るのに飽きてきた頃にオープンしたとの話を聞いてオープン当日に行ったけどバーンが短い上に逆くの字になっている地形の関係上距離を稼げない。斜度も全然ないので2時間くらい滑って昼飯食って早々に退散した。多分もう行かない。

 

函館七飯スノーパーク

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北斗市在住時代のホームゲレンデ。多分通算30回以上行ってる。函館エリア最大規模のスキー場。元は苗場やかぐらと同じプリンスホテル経営だったけど、だいぶ前にプリンスホテルが撤退して今は赤倉温泉と同じ経営母体。クソ長いゴンドラとクソ長い高速クワッドリフト、クソ遅い上に長いペアリフトの3基しかないが、1本1本のコースが長く滑り応えはある。高校時代に友人とJRとシャトルバスを乗り継いで行ってたのはいい思い出。実家が千歳に移ったため高校卒業以来1回も行けていないが、いつかまた行ってみたい。

 

グリーンピア大沼

小学校5年か6年の時にジュニア1級を受け、高校時代の宿泊研修では2日間滑った場所なんだけど全く記憶にない。そもそも保養施設におまけでついている感じのゲレンデなのでそんな大したものではないから仕方ないのかもしれん。ただ、保養基地ということで温泉やホテル、レストランが併設されているので滑り終わって即温泉に入れるのはありがたかった。

 

ニヤマ高原スキー場

北斗市が誇るオリンピックスキーヤーである佐々木明が少年時代ホームゲレンデにしていたとされるゲレンデ。函館市内からは現存する上で最も近く行きやすいスキー場だと思う。ただ、いかんせん標高があまりないもんだから雪がクソ少ないのが難点。小学生の頃こそ雪もあり何回か行ってたけど、中学高校時代はまずスキー場沿いの幹線道路から茶色い斜面が思いっきり見えていたので開いてないもんだとばっかり思って前述の函館七飯ばっかり行ってた。公式ホームページみると2020-2021シーズンも営業開始したという更新履歴が見れるのでまだ営業自体はしてるんだろうけど……見た目普通のスキー場だけど東側に確かとんでもない急斜バーンがあった。

 

横津岳国際スキー場

函館新道七飯大川ランプを降り、片側1車線あるかないかくらいの細い山道を登り*5、山の中腹くらいにあったのが横津岳スキー場。残念ながら約15シーズン前を最後に閉業してしまった。規模は大きくないスキー場ではあったけど、斜度とある程度の距離がある広い1枚バーンがあって、今思えば基礎練を積むにはもってこいの場所だった。潰れたのはおそらくあの車酔い不可避の山道を通るひどいアクセスのせい。いいスキー場だっただけに残念。

 

関東エリア

狭山スキー場

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メットライフドームの横にある屋内・全面人工雪ゲレンデ。2019-2020シーズンは改修のため休業となり、2020-2021シーズンにリニューアルオープンした。超短いド緩斜かつ雪質も春スキーみたいな感じなので、正直良いのは首都圏からのアクセスくらい。ゲレンデ上部に行くためにはリフトではなくエスカレーターを使う。初心者にとってはゲレンデは緩斜面だしリフト乗車に苦労することがないからいいのかもしれないけど、いちいち板を脱がないといけないし、リフトみたいに座って休めないし、なにより速度が遅いのでいい文明とは思わない。とはいえ平日休みの暇な日にふと思い立って埼玉南部にある自宅から車で1時間でゲレンデにありつけるのはそこそこありがたい。あとはスキー場の駐車料金1800円というぼったくり価格をどうにかして欲しい。まあ西武球場前駅の目の前なんで車で来ないで西武鉄道使って電車で来いっていうことなのかもしれませんが。

 

水上高原スキーリゾート

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谷川岳が目の前という群馬県みなかみ町にあるスキー場のひとつ。プリンスホテルが併設されています。2020年2月の平日に行ったら修学旅行生と騙されて来たとしか思えない外国人何人かしかいなかったし、ゲレンデも大して面白くなく、おまけに平日で集客が見込めないからなのかわからないけど全面非圧雪というやる気のなさ。新雪あるじゃん!って思って入ったら新雪の下はガリガリアイスバーンでクソ萎えた。*6唯一よかったのはゲレンデの目の前にあるホテルのレストランで食べたカレー。そこだけは流石プリンスホテルと思った。

 

水上宝台樹スキー場

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水上高原の翌日に初訪問したスキー場。結論から言うと非常によかった。下のだだっ広いド緩斜バーンで流すこともできるし、上のバーンでガチガチに滑ることもできる。緩斜と急斜、圧雪バーンと非圧雪バーンのバランスが良い。そしてなんといっても頂上から眺める景色が素晴らしい。関越道水上ICから車で30分程度というアクセスを考えると今後ホームゲレンデにしてもよいと思った。あとリフト券のデザインがスキーを持ったぐんまちゃんでかわいい。

 

長野エリア

富士見パノラマリゾート

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中央道で山梨を抜け、長野県内に入ってすぐのところ、富士見町にあるスキー場。南信地域なので雪は少ないけど湿り気のない乾いた雪が降るので雪質は良い。幅はないけど縦には長いのでゴンドラで頂上まで登ると、そこから麓まで遊びのないなかなかハードなダウンヒルを楽しめる。あと山頂レストランの飯のクオリティが非常に高い。値は張るけど鉄板焼き定食とか熱した器に入って出てくる麻婆豆腐とかが食えるのでおすすめ。中央道からのアクセスが良いので西東京エリアから行きやすい。

 

白馬岩岳スノーフィールド

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長野が世界に誇る白馬エリアにあるうちの一つのスキー場。普通のスキー場ですが、2月末〜3月にかけて全国の大学生が集結するスキー大会が行われるのでスキーをやってる学生の多くはここでの大会を経験する。雪が非常によろしくない時期にしか行ったことがないので正直雪質に関しては全くいい印象がない。一回1月とか2月頭とかハイシーズンに行って岩岳でいい思いをしたいと切に思う。岩岳といえばゲレ飯にいい印象がない。昔は並だったところ、何年か前にそ■助なるそばチェーン店が麓にあるレストハウスに店が入り状況が一変。そばも不味いし、カレーも不味かった。個人的な味の好みの問題なのかもしれないけど、そばが不味いとか長野県の風評に関わるし、カレーが不味いとかもはや才能だと思う。*7■ば助撤退が岩岳にとって最大の補強。山頂のレストハウスの飯は普通に美味い。

 

白馬八方尾根スキー場

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1998年長野冬季五輪の滑降競技の会場となったことで有名なスキー場。上の方にはオリンピックの遺構が残ってたりする。オリンピックの会場になるだけあって白馬エリアの中でもトップクラスにでかいし、人も多い。あと上のエリアは標高が高いだけあって雪質はそんなに悪くない。ただ3月頭に行ったら結構固いバーンだった。そのせいでコブも固く、固いコブに入って転んで膝を痛めた。いまでもそこで痛めた箇所がちょくちょく痛い。

 

栂池高原スキー場

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白馬エリアから上に登ったところにあるスキー場。3回ここで滑ったけど雪不足だったり悪天候だったりであまり栂池の真の姿を見ることなく現在に至っている。「鐘の鳴る丘ゲレンデ」というゲレンデがあって文字通り鐘があって鳴らせる。その鐘がフジテレビかどっかのテレビ局のドラマのロケで使われてたのを最近通勤電車のトレインビジョンかなんかで見た。特徴的なのは超長いゴンドラ。中腹駅で一回ドアが開くゴンドラはここで初めて見た。このスキー場の一番の思い出はリフト乗り場で除雪してる係員のおっちゃんの言う通りバーンを降りたらバリバリの非圧雪クローズバーンで遭難して生まれて初めてレスキューに助けられたこと。このスキー場はなんか人生初経験のことが多いな。

 

白馬コルチナスキー場

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栂池エリアよりさらに登るとあるスキー場。だけど2018-2019シーズンの2月末に行ったら白馬エリアと大差ない雪質だった。暖冬の影響もあったのかもしれない。個人的なイメージとしては急斜が多い。リフトからえげつない斜度のバーンが見えたけど流石にビビってそこには行けなかった。ホテル併設のスキー場なのでハイシーズンに一度行ってみたい。

 

戸隠スキー場

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長野市街からほっそいうねった道を登った最果てにあるのがこのスキー場。行くのが大変な上に、戸隠エリアにコンビニもないため、まさに秘境。主な客層は長野市民と戸隠で練習を積みにくる大学生らしい。ただ、標高が高いのと、妙高山を挟んで太平洋側にあるおかげで雪質はべらぼうにいいし、ほとんどのバーンがちゃんと圧雪されてるのでものすごく滑りやすい。2019-2020シーズンにリニューアルオープンしてゲレンデ下にあるレストハウスがすごくお洒落になった。飯、雪質、コースどれを取っても最高なのでまた滑りに行きたい。首都圏エリアからの日帰りは至難の業なので泊まり必至。

 

新潟エリア

苗場スキー場

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夏場はフジロックが開催されることで有名。日本で最も人が集まるスキー場でもある。ただ広さの割に人が多すぎるのであまり気持ち良くは滑れない。あと雪質もそんなに好きじゃない。関越道からのアクセスが良くて行きやすいのが唯一の利点かもしれない。

 

かぐらスキー場

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新潟特有の豊富な雪量を武器に12月頭から5月頭までの約半年間屋外で滑れるスキー場です。苗場より標高は高いので雪質も結構いいです。ニセコ連山*8を除くと単一のスキー場としては国内最大規模だと思う。とにかく広くて2〜3日くらいかけてやっと全エリア楽しめるレベル。ハイシーズン期もそうだけど春スキーの時期になるともうここくらいしかやってないので死ぬほど混む。密です。とにかく苗場かぐらエリアは人気が高い。

 

ガーラ湯沢

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JR SKI SKIの総本山。新幹線の駅が目の前にあって新幹線で行くのであればここよりアクセスの良いスキー場はおそらくない。ハイシーズンこそ混むんだろうけど4月の平日とかは新幹線とリフト券のパックが激安なので、楽して安く滑れるのが魅力。ただしバーンはそんなに広くなかったからロングターンを思いっきりするのはキツい。

 

あとがき

完全に主観と偏見で書き連ねていきました。事実と異なる部分もあるかもしれません。そこは僕の主観と偏見ということでご容赦ください。ちなみにこの中で一番好きなスキー場は戸隠スキー場ですかね。アクセスの悪さにめを瞑るだけの魅力があります。次点で宝台樹スキー場。ゲレンデもいいんですが、山の麓にある水上温泉が死ぬほど気持ちいいです。コロナ禍の影響でなかなかスキーには行きづらい状況にはなってますが、まだ行ったことのないスキー場にもっと足を運んでみたいですね。特に東北エリアには全く行く機会がなかったので、そっち方面を攻めて行きたいですね。またいつか第2弾を書くことができればと思います。

*1:だったはず

*2:コース外のため何かあったら自己責任

*3:ちなみにヒラフは東急経営、ヴィレッジは外資

*4:陸上自衛隊の基地が千歳近辺に集結しており、そこの所属の方々のスキー訓練

*5:警笛鳴らせの標識がカーブことに立っていた。あの標識今に至るまであそこでしか見たことがない

*6:数日前にゲレンデに雨が降り、そのあとに雪が積もったらしい

*7:あくまで個人的見解です

*8:アンヌプリ・ヴィレッジ・ヒラフ